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世界一のヴァーチャルファイター、梅原大吾──もっとも視聴されたビデオゲームの試合を闘った男

7/6(木) 15:10配信

GQ JAPAN

目にもとまらぬスピードで指を動かし、キャラクターを思いのままに操る。競技人口はヘタすればサッカーや野球を上回るとさえいわれるゲームの世界で、梅原大吾は日本が世界に誇る圧倒的なナンバーワン・ヴァーチャルファイターだ!

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■ギネス記録を3つ持つ”格闘家”

強烈なパンチに華麗なキック。そして相手に息をつく瞬間すら与えない鮮やかな連続技……梅原大吾は、日本が生んだ世界一の”格闘家”だ。

「子供の頃から外で遊ぶことは好きで、かけっこも得意でしたが、これといってスポーツはしないし、観ることもありません。今は、ジムに通って汗を流しますが、気分転換に何時間も歩く、『散歩』が唯一の運動です。普段はいたって平和主義(笑)。競争したり戦ったりするのは苦手です」

彼が戦うのは、画面のなか。梅原は『ストリートファイター』シリーズなど、格闘ゲームの世界において20年近くトップの座を守り続けているプロゲーマー。ギネスが認定する「世界でもっとも長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」であり、彼が見事な逆転劇を収める動画は、500万回以上再生され「もっとも視聴されたビデオゲームの試合」として、こちらもギネス認定されている。

「11歳からゲームを始めて、成人して数年間ゲームとまったく無縁の介護の仕事につきましたが、ゲームに対する気持ちが抑えきれず、結局この世界に戻ってきました。僕が人より勝っているところがあるとすれば熱意。格闘ゲームは、テクノロジーの進化にあわせて、自分も進化しなければならない。この間まで柔道ルールのゲームだったのに、急に空手のゲームに変わるというくらいの変化も起こりうる。それでも『絶対に負けたくない』という思いで必死に研究しています。僕から格闘ゲームを取ったらなにも残らない。そんな気持ちでゲームをやっている人間は、ほかにいないんじゃないですか(笑)」

梅原にとって、ゲームはもはや遊びではない。必死の思いで勝つための努力を続けている。

「朝起きてから寝るまでの間に、少なくとも10時間はゲームをやっています。午前中から夕方まではひとりでやって、夕方からは仲間と集まってやる。僕は昔から兎と亀でいえば、完全に亀タイプ。焦らず時間をかけて練習して強くなる。実際の試合になると、ほとんど考える間もなく反射的に指が動かなければならない。だからゲームについて研究したら、繰り返し反復トレーニングをして相手のアクションに対して、指が自然と動くように自分の体に覚え込ませるんです」

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最終更新:7/6(木) 15:10
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