ここから本文です

「まだどこも痛くない」錦織圭。ウインブルドン次戦は打ち合い耐久戦に

7/6(木) 17:51配信

webスポルティーバ

 錦織圭(ATPランキング9位、7月3日付、以下同)が、ウインブルドン2回戦で、予選勝ち上がりのセルゲイ・スタコフスキ(122位、ウクライナ)を、6-4、6-7(7)、6-1、7-6(6)で破り、2年連続で3回戦に進出した。

【写真】錦織が初のベスト8入りするには?

 スタコフスキはサーブ&ボレーやネットプレーなどの攻撃的なプレーが得意で、さらに片手バックハンドのスライスがうまく、グラス(天然芝)コートに適したテニスができる。2013年ウインブルドン2回戦では、ウインブルドンで7回優勝しているロジャー・フェデラーを破るアップセットを演じたこともある。

 だから、この2回戦は錦織にとって、決してランキング差ほど簡単な対戦相手ではなかった。

 ファーストサーブでは全ポイントでサーブ&ボレーに出るという現代のテニスツアーでは稀有なプレーをするスタコフスキに対して、錦織はリターンポジションを前後に変えながらけん制し、リターンをスタコフスキの足元に沈めたり、セカンドサーブに対してはリターンを強打したりして、スタコフスキのサービスゲームで突破口を見出そうとした。

 また、「一番苦労したのは相手のスライス」と錦織が振り返ったように、スタコフスキのバックハンドのスライスが、グラスコートでは低く滑るようにバウンドするため、錦織は返球に苦労し、なかなか攻めきれず自分の展開に持ち込めなかった。

 第2セットのタイブレークでは、錦織がセットポイントを2回握ったものの取り切れず、逆にスタコフスキが3回目のセットポイントをものにして、セットオールとなった。

 第4セット、スタコフスキはサービスゲームで調子を取り戻していたが、「なるべく我慢して、自分のサービスキープを心がけた」という錦織も何とかサービスをキープし続けた。お互いすべてのサービスゲームをキープして、再びタイブレークとなったが、ここでは終始錦織がポイントをリードして、スタコフスキの追撃を振り切った。

 過去2戦2敗していたスタコフスキに対して初勝利を挙げた錦織。難敵からの勝利はグラスコートへうまく適応しプレーできている証しとして、続くウインブルドンでの戦いへの弾みにしたい。

「芝でうまい選手なので、簡単な試合ではなかったですし、特に彼のサービスがいい時は、なかなかブレークのチャンスがなかった。この勝利で自信を持って次を迎えられると思います」

 さらに、錦織にはもうひとつ好材料がある。大会前に心配されていた腰に、2試合戦った時点で何も問題が起こっていないということだ。

「痛みなくプレーはできていた。何が起こるかわからないですけど、今のところ体調は全く問題ないです」

2016年の春から錦織に帯同しているロビー大橋トレーナーは、「圭の体は日に日に良くなっていますし、うまくピークを持ってこられている。集中して圭自身のテニスがプレーできればいいと思います」と語り、錦織のフィジカル問題が多く発生していることへの傾向と対策を次のよう指摘した。

1/2ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
4月13日発売

定価 本体1,472円+税

フィギュア特集
『羽生結弦 平昌への道』
■ヘルシンキの激闘
■宇野昌磨、本田真凜ほか