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10人の革好きファッション業界人に訊く──エルメスの馬具バッグ

7/6(木) 18:30配信

GQ JAPAN

レザーを愛してやまない男たちは、プリミティブなそのマテリアルのどこに惹かれるのか。たっぷりと使い込んだ相棒を愛でながら、レザーを偏愛するファッション業界人が思いの丈を語った。

【 レザーを愛してやまない男たちが選ぶ逸品 】

Leather Lovers #10
name: ストラスブルゴメンズディレクター 神藤光太郎さん
items: エルメスの馬具バッグほか

しんどう・こうたろう◎鋭い嗅覚と行動力、つくり手の心をわしづかみにするバイイング能力は業界指折り。イタリア人よりもイタリア人らしいラテン気質を持つ。

■エキゾとサドルはつかってナンボ

 繊細な革を繊細な技で仕上げた靴。当然文句のつけようがありませんが……」

 履き心地がすこぶるよくて色気があれば、技術はほどほどでも十分じゃないか、そんな価値観が神藤さんの中で芽生えつつあるという。きっかけはミラノのシューメーカー、アントニオ・ピオ・メレであり、エキゾチックレザーだった。

「アントニオは、仮縫いからフィニッシュにもっていくまでのさじ加減が驚くほどうまい。素晴らしい履き心地ですよ。エキゾチックレザーをこなす感性はもはや変態の域(笑)。このブーツの踵の斑、ゴツいでしょ。普通は捨ててしまう尾ヒレをつかっているんです」

 エキゾチックレザーの醍醐味は斑にある。その荒々しさには、自然界を生き抜いた風格を感じるそうだ。

「ぼくはコードバンやサドルレザーもエキゾチックレザーと同じ文脈でとらえています。いずれもガンガンつかってこそ華、です」

 神藤さんにとってのサドルレザーといえば、エルメスの乗馬バッグをおいてほかにない。

「馬具で培った職人技と素材を守り抜く姿勢には、ほんとうに頭がさがります。10年あまり前に購入しましたが、いわゆるブランド物のなかでは他の追随を許さないでしょうね」

Kei Takegawa

最終更新:7/6(木) 18:30
GQ JAPAN

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