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プロレスラー・飯伏幸太の肉体美の秘密。『イノサン』のマンガ家・坂本眞一も絶賛!【前編】

7/6(木) 15:30配信

ダ・ヴィンチニュース

飯伏幸太 プロレスが作った美しい体

 その肉体と、崩れ落ちる姿は、なぜ観る者を惹きつけるのか――。かねてより飯伏幸太選手(飯伏プロレス研究所)のファンだというマンガ家・坂本眞一氏(『イノサン』『イノサンRouge(ルージュ)』)による飯伏選手の“美”についての寄稿と、飯伏選手本人へのインタビューでそのルーツに迫る。
 体重増加に成功した意外な理由、中邑真輔選手との「あの試合」のあと飯伏選手に訪れた不思議な5時間など、本誌インタビューには納めきれなかったエピソードを加えた完全版。

 写真撮影の際、ロンドン遠征でできた火傷(車の上に立ち、打ち上げ花火を自らの胸に向け発射!)を「胸に傷があるんですけど、大丈夫ですか?」と気にしていた飯伏選手。写真に残る、美しき戦いの傷跡にも注目を。

完成された肉体と散華の美

 2006年、K-1MAXにプロレスラーが参戦すると聞き、飯伏選手を初めて知りました。(※結果的には、対戦相手のアンディ・オロゴンが欠場し、参戦は実現しなかった)それから、幾多の試合を観戦してきましたが、2015年のさいたまスーパーアリーナでの試合で、高所から何のためらいもなくムーンサルトを放った時は恐怖心がないのかと驚き、飯伏幸太という人物が僕の頭から離れなくなりました。時折見せる狂気の瞳にも釘付けです! 何をするか分からない緊張感がたまりません。

 僕は作画にあたり、男性の骨太な身体の線に女性のしなやかで柔和な線を加えることで強さと美しさを追求していくのですが、飯伏選手の肉体美は恐ろしいほど完成されていて、ルネサンス期の絵画から飛び出してきたかのような錯覚に襲われます。それがしなやかに飛び跳ね、打ち、時には叩かれマットに崩れ伏す……まさに芸術です。

 飯伏選手の魅力は「散華の美」にもあると思います。プロレスは技の決まる瞬間も見応えがありますが、マットに崩れ落ちる瞬間も目を見張るものがあります。技を受け意識が飛び、重力から解放されたかのように髪の毛が逆立ち、恍惚ともとれる表情、飛び散る汗。脳からの指令を断ち切られ、行き場を失った四肢。その刹那、肉体はしなやかに脱力しながら崩れ落ちる……! その姿も期待して観ています。

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