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『信念』の男、シメオネを知るための10章。選手を戦士に。溢れんばかりのエネルギー

7/7(金) 10:20配信

フットボールチャンネル

 ウェブ番組『F.Chan TV』とのコラボ企画。第53・54回は、実況アナウンサーの倉敷保雄氏、解説者の玉乃淳氏をゲストに迎えて、6月20日にカンゼンから発売されたディエゴ・シメオネ監督の自叙伝『信念~己に勝ち続けるという挑戦~』の発売を記念し、同監督について特集した。今回は、『信念』にも記されているシメオネ監督の印象的なエピソード・フレーズの数々を、ゲストの二人とMCの小嶋真子のコメントを交えて紹介する。

サッカーは「ボールのない競技」?

 選手としても世界に名を馳せる存在だったシメオネだが、現在は監督としての手腕を発揮しているのは言うまでもない。しかし、シメオネは自身の著書で、8歳の頃に彼のサッカー論は驚くべき境地に達していたことを明かしている。

 「フットボールでは、ボールを保持するよりも持たないで過ごす時間の方が長く、その間はスぺースを巧妙に埋めなければいけない。

つまるところ、ボールがあるために私たちの心をつかんで離さないこの球技は、ボールのない競技なのである。(『信念』より引用)」

 8歳という年齢で『フットボールをプレーするということがスペースで何かを見つけることなのだと感付いていた』というシメオネ少年。しかし、球技であるはずのサッカーが『ボールのない競技である』という常識を覆すサッカー論に少年期から到達していたことについて、倉敷氏も「ちょっと待って、それはないでしょ!(笑)」と爆笑。MCを務めた小嶋真子も「私、20歳になりましたけど、理解できていません」と、8歳のシメオネ少年のサッカー論にお手上げの様子だった。

ボールボーイで退場!?

 『信念』によると、シメオネは12歳の頃、ボールボーイを務めた試合においてまさかの退場処分を命じられた経験があるという。当時下部組織に所属していたベレス・サルスフィエルドのトップチームの試合で、相手GKが前に出ている状態でスローインとなったボールを素早く拾って味方選手に渡したためだそうだ。

 このエピソードについて、玉乃氏は「ああ、ここからきてるんだ」と一言。 シメオネは監督となった現在も、ボールボーイの起用法を含めた、試合の結果に影響し得る細かいディティールにまでこだわる。「今でも、ボールボーイの教育であったり選定に対しても異議を唱えます。実際に経験したことが活きてるんですね」と、玉乃氏はシメオネ少年が12歳にして“闘将”としての一面を見せていたことを指摘した。

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