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マツダ『CX-5』で行くしまなみ海道ロングドライブの旅

7/7(金) 7:10配信

@DIME

『マツダ CX-5』で行く、ロングドライブを楽しむ大人の休日と名付けられた今回の企画は、広島・尾道をベースに瀬戸内海に浮かぶ島々(向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島、馬島など)を橋で結ぶ通称「瀬戸内しまなみ海道」をひた走り、タオルでも有名な今治を折り返し点とするロングドライブ、大人の休日を2日間、2台のCX-5で楽しむというもの。

ロングドライブでわかったマツダ『CX-5』のG-ベクタリングとスカイアクティブの深化

大人の休日1日目は爽やかなエターナルブルーマイカのXD PROACTIVE 2WDで昼過ぎに広島空港近くの別荘感覚でプライベートな時間を過ごせる、レストラン、ウェディング施設などを併設する「フォレストガーデン」を出発。瀬戸内海に浮かぶ島々を橋で結ぶしまなみ海道をひた走り、生口島のサンセットビーチ、大島の眺望抜群の亀老山展望公園を巡り、夕方には尾道の滞在先、海沿いのサイクリストホテルでもある「ONOMICHI U2」に帰還した。

ディナー後、尾道の街に繰り出し、広島おこのみ焼きや尾道ラーメンのご当地カットを撮影するため、1軒の食事処へ。

その食事処で偶然に知り合ったのが、食事にきていたお坊さんたち。仏教などのお話に花が咲き、翌朝、CX-5で行く大人の休日の構想にない立ち寄り先として、急きょ、尾道市にある真言宗泉涌寺派大本山の寺院、浄土寺(じょうどじ)を訪問することになったのです。大人の休日としてこれ以上ない出会い、展開です。

さて、マツダCX-5で巡る尾道~伯方 しまなみ海道でロングドライブを楽しむ大人の休日の2日目に乗り込んだのは、鮮やかで深みあるソウルレッドクリスタルメタリックの2.5S Lパッケージ 2WD。SUVでありながら、背の高いスポーティーカーのようなプロポーション、魂動デザインが際立つCX-5らしさ満点の1台だ。

2.5S Lパッケージに搭載されるエンジンは2.5L直4、190ps、25.6kg-mというスペック。それに6ATが組み合わされる。CVTでなく6ATというところにもマツダの走りへのこだわりがある。ちなみにモード燃費は走らせた19インチタイヤ装着車でも17インチと変わらない14.8km/L。昨日乗ったXD PROACTIVEの18.0km/Lにはおよばないものの、それでも1.5t級のSUVとしては立派である。

特に内装はピュアホワイトのパーフォレーションレザーでまとめられ、高級感、ぜいたく感、大人の休日感はより以上。鮮やかなソウルレッドクリスタルメタリックのボディーカラーとともに、眠気も吹き飛ぶ。

今日の大人の休日ドライブルートは昨夜知り合ったお坊さんとの約束を果たすため、浄土寺へと向かい、しまなみ海道で生口島、伯方島を経由し、最終目的地、四国・今治で折り返し、広島空港に戻るという約190キロの行程だ。

宿泊したサイクリスト御用達でもあるONOMICHI U2を出発したあと、まずは日本で一番短い渡し船(フェリー)として知られる「福本渡船」にCX-5ごと乗船。料金は全長4m以上、5m未満のCX-5の場合、運転手1名込みで100円であった。運行スケジュールを調べると「ひんぱんに運行」とあるのがなんとものどか。乗船時間、わずか数分で尾道(土堂)から尾道水道をちょっぴり渡り、向島(小歌島)へ。

渡し船をクルマで待つ地元のお母さんに聞いたところ、しまなみ海道を使うより、ずっと便利に短時間で島を往来できるそう。なにしろ「ひんぱんに運行」ですから。実際、面白半分、撮影のために渡し船に乗ったものの、向島(小歌島)から今日、最初の訪問地である尾道の浄土寺へ向かうためには、しまなみ海道を経て、かなりの遠回りとなったのだ。もちろん大人の休日であり、時間には余裕があるから、それはそれで風情があっていいのだが。

CX-5はクリーンディーゼル車が販売比率の約80%を占める。SUVとディーゼルの相性がいいのは今も昔も変わらないが、いやいや2.5LガソリンのCX-5もなかなかのクルマであった。

XD PROACTIVEの走行中の静粛性の高さは驚異的なものだが、さすがにこのガソリンエンジン車の静粛性のレベルはさらに上。乗り心地はダンパーがよく動き、素晴らしくスムーズで、ザラついた路面でも不快な振動は見事にカットされている。つまり、19インチという大径タイヤを履いていても、より上質な大人の休日にふさわしい、XD PROACTIVEに軽やかさの極みに対してほんの少ししっとりとした乗り味が特徴だ。

しかし、浄土寺へと続く参道に乗り入れた瞬間、運転するボクは過酷な修行僧になった気分になった。できれば引き返したい・・・。

というのは、幹線道路から浄土寺へと向かう1本道は軽自動車専用じゃないかと思えるほど道幅が狭く、途中に避難スペースはあるものの、全幅1840mmのCX-5にとってギリギリ。もっとも狭いところは左右にタイヤ2~3本分の余裕しかない。しかも片側は絶壁だ。もし対向車でも来たら、どうするんだ!! 来ないことを祈ったのは当然だ。

でも、来ました、軽トラの対向車!!!!(汗) が、CX-5は視界、最小回転半径5.5mの取り回しに優れているから、避難スペースに寄せるにしても、そうは苦労せずに済んだのである。左側サイドモニターの有り難みも痛感した次第。

そもそもSUVは道なき道を進み、一歩先へと踏み入ることのできる性能が不可欠。あろうことか、それを浄土寺への参道で実体験したわけだ(浄土寺の境内に入る門も狭く難関)。教訓として、浄土寺に参拝する際、クルマで行くのは無謀。過酷さを極めた運転修行の覚悟が必要である。

瑠璃山の翠松を背に、玉の浦の碧波に臨む山陽道の名刹転法輪山大乗律院荘厳浄土寺は、遥か飛鳥の昔、推古天皇の二十四(616)年、聖徳太子の開基と伝えてられている真言宗泉涌寺(京都、皇室の御菩提所)派の大本山。

山陽自動車道・尾道IC、または福山西ICからクルマで約15分の場所に位置し、最近ではNHK「ブラタモリ」でも紹介されたところ。そこで待っていてくれたのは、昨夜、大人の休日に偶然の出会いを果たした副住職の小林さん。我々を大歓迎してくれて、国の名勝に指定されている庭園、国宝指定、嘉暦2年(1327年)建立の本堂・阿弥陀堂などを案内していただいた(一般拝観は9:00~16:00 大人400円/1名から可)。

多くの文化財と歴史的景観に触れ、CX-5で訪れた大人の休日は一気に高尚、厳かな世界へと深化したのである(副住職、ありがとうございました)。もっとも、そこは現代。カラフルなお守りを自身で包み、つくるコーナーもあったりする(お守りの中身を知ることができる)。

それにしてもソウルレッドクリスタルメタリックのCX-5は浄土寺の風景に似合いすぎるぐらい似合っていた。

実は、浄土寺を訪れるにあたり、浄土寺のHPを拝見させていただいたところ、ご祈祷の一覧、交通安全のところに前期型CX-5の写真があったのだから、浄土寺との強い「縁」を感じないわけにはいかない。

時刻は昼。浄土寺を後にしたCX-5は一路、しまなみ海道で生口島へ向かう。目的は軽いランチ。しおまち商店街の一角にある、鹿児島産ハーブチキンをじっくりと焼き上げた肉厚のローストチキンが人気の「玉木商店」を目指す。約50年前の創業時から継ぎ足し使っている醤油ベースの特製甘辛ダレは絶品。1日100本は売れ、タレだけ買っていく常連さんもいるのだとか。手はベタベタになるが、店頭で手洗いさせてくれるから親切だ。

実はしおまち商店街もまた狭い生活道路。お店の前には駐車場もあるのだが、駐車は難儀。が、ここでもCX-5は抜群の視界、取り回し性、モニター類の充実でなんなくバック駐車できたのである。

ところでCX-5はパッケージングも優れている。身長172cmのボクのドライビングポジション基準で後席頭上に155mm、ひざ回りに195mmの余裕があり、後席エアコン吹き出し口も完備。かけ心地抜群のシートはクッション長490mm、シート幅1290mmとたっぷりで、フロアからシートクッション先端までの高さは360mmとアップライトで、乗車、降車性(立ち上がり性)ともに文句なしである。

ラゲッジルームも使いやすい。特に後席を格納したときのフロアがほぼフラットになるのが肝で、4:2:4分割の中央2部分のみ倒すことでひじ掛けになると同時に、ラゲッジに乗せた大型犬などペットとのアイコンタクト性、エアコンの風通し性も抜群なのである。

「玉木商店」からは再びしまなみ海道に乗り、本州から眼下に多島美を眺めながらのクルージングで一気に四国・今治を目指す。くり返すけれど、CX-5の高速直進性、レーンチェンジ性能は極めて高い。G-ベクタリングの効果もあるのだろうが、とにかくGのつながりがスムーズで、疲れにくく、曲がりやすく、そして終始リラックスしたクルージングが楽しめる。島々の橋を渡るときの瀬戸内海の絶景も堪能しやすいというわけだ。

CX-5は四国に入り、一路、「今治タオル本店」を目指す。一瞬、本当にこんなところにあるのか!?という海の近くにあるのだが(着いてしまえばショッピングモールもあるにぎやかな一角にある)、簡易ナビも映し出すフロントウインドーに表示され、視線移動なしに視認できるアクティブドライビングディスプレーのおかげで安心して迷うことなく到着。今治タオル愛用者としては、いつか来たかった本店である。店内はタオルのワンダーランド。もちろん大人の休日だから、ジェントルに今治タオルの歴史や品質をスタッフに伺いつつ大人買い。

その後、今治の港でCX-5の撮影をしていたら、船員さんと遭遇。みんな穏やかで人柄がいい。そう言えば、地元ナンバーのクルマの運転はみんな穏やか。温暖な風土がきっとそうさせるんだろうなー。

『マツダ CX-5』で行く、ロングドライブを楽しむ大人の休日最後の立ち寄りポイントは、しまなみ海道で本州側に戻る途中にある伯方島。売っている伯方の塩はその多くが東京のスーパーマーケットで売られているものと変わりなく、国内加工品とはいえ塩の原産地はメキシコまたはオーストラリア。輸入した塩をかん水(濃い塩水)と呼ばれる状態に戻した後、再び「塩」につくり直しているんだそうだ。伯方の塩のメーカーHPによれば、「安定した品質の製品が安価ででき、しかも二酸化炭素の排出が少なくてすむ」との理由から現在も輸入天日塩田塩を日本の海水で溶かしたものを原料としています」とのこと。

とはいえ、塩をお土産に買わなくても、道の駅「マリンオアシスはかた」で食べる塩ソフトクリームは別。道の駅というより海の駅!? と言っていい、風光明媚(めいび)なやしの木がアクセントのビーチでいただくそれは格別のうましょっぱさである。

ところで、しまなみ海道で伯方島に入り、道の駅「マリンオアシスはかた」への道の一部は、走り好きならたまらない爽快なワインディングロード。そこでのCX-5 2.5S Lパッケージ 2WDの走りはまさにSUVの皮をかぶったスポーティーカーそのものだ。重心感覚は極めて低く、ステアリングを切ったら切ったぶん、リニアに安心感たっぷりに曲がってくれる。4輪の接地感は、タイヤに荷重をかけた魂動デザインに納得できるように確実で、G-ベクタリングの絶妙な荷重コントロール効果もあって、ドライバーは痛快な走り、運転する歓びに満足し、同乗者は不安なくカーブの揺すられ感最小限で快適にドライブを楽しめる。

そしてソウルレッドクリスタルメタリックのCX-5は最終目的地、広島空港へ。今日の走行距離もおよそ200キロ。その行程をほとんど1人で運転したわけだけど、本当に疲れない。いつまでもステアリングを握っていたくなる感覚は、昨日のXD PROACTIVEとまったく変わらない。

2台の実燃費はXD PROACTIVE 2WDが約15km/L、2.5S Lパッケージ 2WDが約12km/Lであった(走行距離約190~200キロ、エアコン24度Cオート)。

広島空港出発ロビーでは、なんとソウルレッドクリスタルメタリックのCX-5がディスプレーされ、我々を迎えてくれた。

しまなみ海道の眼下に多島美を見下ろすCX-5での絶景ドライブ、おいしい食べ物、美しい瀬戸内海の風景、そして人との出会い・・・。そんな記憶と心地よさを胸に、大人の休日を終え、機上の人となった。そして尾道は、ボクがいつかまた必ず訪れたい、特別な場所のひとつになったのである。

文/青山尚暉

@DIME編集部

最終更新:7/7(金) 7:10
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