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イチローにとって“特別”だったカルー超え 米紙が両者の“秘話”特集

7/7(金) 13:13配信

THE ANSWER

イチローがアメリカ出身以外の選手の中で最多安打に

 メジャーリーグ・マーリンズに所属するイチロー外野手が6日(日本時間7日)のカージナルス戦で2安打を放つ活躍を見せ、メジャー通算3054安打に到達した。これで3053安打のロッド・カルーを上回り、MLB歴代単独24位に浮上。パナマ出身の安打製造機として名を馳せたカルーはこれまで米国外出身者として最多の安打記録を保持していたが、イチローがその座を継承する形になった。この偉業を受け、米地元紙「マイアミ・ヘラルド」電子版がイチローとカルーの心温まる秘話を伝えている。

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 その瞬間は8回にやってきた。先頭打者で打席に立った背番号51は相手左腕セシルから鮮やかなセンター前安打をマーク。2回第1打席の左前安打に続く2安打目がメジャー通算3054安打目となり、カルーを抜き歴代単独24位に浮上した。

 地元紙は「イチロー・スズキは27歳までメジャーリーグの試合に出場することはなかった。だが、野球界のレジェンドである日本人は失われた時間を取り戻し続けている」とレポート。オリックスからマリナーズに移籍するまでNPBで研鑽を積んできたイチローが、メジャー17シーズンで超ハイペースで安打を放ち続けてきたことを称えた。

 また記事ではイチローが試合後にカルーとの交流を明かしたことを紹介。記事の中でイチローは「僕が3000本安打を達成した時に、彼は手紙を書いてくれたんです。彼の体調が良くないことは知っていました。でも、彼は僕に手紙をくれたんです」と通訳を介して語っている。

 イチローは昨年8月7日の敵地コロラド・ロッキーズ戦でメジャー史上30人目の3000本安打を達成。地元紙は71歳のレジェンドが腎移植などの手術を受けていたことにも触れており、その中でもイチローを手紙で祝福したという。

イチローにとっても“特別”だったカル―の記録

 実際にカルーとも面識があるというイチローは記事の中で「過去にプレーしていた多くの選手は引退後、自分のキャリアを振り返ります。彼らは今の野球を見て、簡単だな、と思う場合の方が多いと思います。しかし、彼はそういう人間ではないと思います。本当に素晴らしい人です。ロッド・カルーの記録を超えることができたことは本当に僕にとって特別なことなんです。だから、僕にとって今日はことさら特別な1日なんですよ」と語っている。

 メジャー史上単独24位にまで上り詰める過程で数々の名手の記録を追い抜いてきたイチローだが、カルーの記録を超えることは感無量なことだという。ただ、記事ではカルーの記録を超えたことを「いい思い出の一つ」としながらも、「今は考えることは難しいですね。まだ現役なので」ともコメントしている。

 そんな日本人打者に関して、マーリンズのドン・マッティングリー監督は地元メディアに「いつもアメージングなんだ。彼の年齢についてみんな考え始めているが、彼の体型はどうだい。このレベルで依然として競争力を示しているし、生産的であり続けているんだよ」と語り、依然として輝きを放ち続ける姿を称えている。

 イチローがこの日達成した記録についてはMLB公式サイトをはじめ、現地の複数メディアが伝えており、ツイッター上でもファンから称賛の声が多数上がっている。

 50歳まで現役という目標を公言しているイチロー。まだまだ止まる気配はなさそうだ。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:7/7(金) 14:02
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