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30~40代港区「ホームパーティ男子」の憂鬱

7/7(金) 6:00配信

東洋経済オンライン

■港区タワマンホームパーティに変化が起きている? 

 6月のある土曜日。眼下にきらびやかな夜景を見下ろす東京都港区の湾岸沿いにそびえ立つタワーマンションの35階にある一室で、夜7時半から宴が始まった。スペイン産の生ハムをつまみに、次々に開栓される高級スパークリングワイン。最初は10人程度だった参加者の数も、盛り上がりが最高潮に達する頃には20人近くに増えた。翌日が日曜なので、この時間帯にいちばん多く参加者が集まる。

【グラフ】都心部のタワーマンションはこの10年で大きく増えた

 女性参加者の年齢層は主に20代が中心。誰もが知っている女性ファッション誌の読者モデルを務める女性や、航空会社勤務のキャビンアテンダント(CA)、果てはミスコン候補生の女子大生までと、ルックスの良いきれいな女性の参加が目立つ。

 「東京都港区のタワーマンションで開催されるホームパーティ」。それを切り盛りする主催者男性は、さぞかしすてきな女性とのつながりが多かろうと、同じ男としてうらやましく感じる人も少なくないかもしれない。ところが、こうした「港区ホームパーティ男子」の女性からの評判が近年は凋落(ちょうらく)しているという。

 真相を確かめるべく、20年間にわたり2000回以上の合コンに参加した日本で唯一の「プロ合コンコーチ」である筆者が、その知られざる生態に迫った。筆者自身、プロ合コンコーチに転身する以前は、外資系証券会社に勤務し、港区白金に立つタワーマンションに居住し、ホームパーティを主催する30代の独身男性であった。その経験も踏まえて、港区ホームパーティ男子が直面する諸問題についてお伝えしよう。


 「ここ数年、ホームパーティに参加する女の子を呼ぶのが、かなり大変になってきたよ。毎週毎週、何十人っていう女の子にLINEでお誘いのメッセージ送ってるから、腱鞘炎になりそう」

 ため息交じりに語るのは、大手メディア企業に勤務する田所進氏(仮名、44)。15年前からホームパーティを楽しみ続け、参加回数は1000回を超えようという強者だ。

 以前は開催案内のメールやメッセージを少し送れば、参加を希望する女性をすぐに確保することができたが、ここ数年急にそれが難しくなってきたという。「参加意欲を高めるために、『A5ランク和牛ステーキ』や『伊勢海老』などの高級食材で釣らないと来てくれなくなった」(田所氏)。

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