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施錠や帰宅確認がスマホで マンション向けIoT発表

7/7(金) 12:00配信

日経トレンディネット

 子どもが帰宅したことを外出先のスマホで確認したり、鍵の閉め忘れがないかを調べて外出先からロックする、といった安心感や利便性を提供するIoTマンションを広く展開すべく、異業種の4社がタッグを組む。シャープ、アルテリア・ネットワークス、アイホン、アッサブロイジャパンの4社は2017年7月5日、マンションなどの集合住宅向けIoTサービス「つたえるーむ」を共同で発表した。日中に家庭を空けることの多い共働き世代をターゲットに、子どもの行動をITで見守れるメリットを訴求する。

【関連画像】LINEのスタンプのようなシールで手軽にコミュニケーションが取れるよう工夫している

 つたえるーむは、リビングのインターホン(住宅情報盤)をクラウドサービスに接続することで、アプリ「ココロボ~ド」を導入した保護者のスマホやタブレットと連携できるようにしたのが特徴。スマホやタブレットからスタンプと簡単なメッセージを作成して送信すればインターホンの画面に表示でき、インターホン側から返信をすることも可能。「今日は帰りが遅くなります」「はい!」といったコミュニケーションがスマホやタブレットを使わずにできる。

 自宅の玄関扉との連携機能も備える。メッセージアプリ風のUIを採用したココロボ~ドのアプリで、施錠の状況を確認したりインターネット経由で解錠や施錠ができる。「状態通知」や「施錠」など、LINEのようなスタンプを選ぶだけさまざまな機能が実行でき、しばらくすると施錠されたかどうかをチェックして通知が届く仕組みだ。家族ごとに異なるIDが割り振られた非接触型のICカードキーを利用することで、どの家族がいつ解錠して帰宅したかも外出先から参照できる。

 ゲストルームやパーティールーム、来客用駐車場などの共用施設の予約もWeb経由でできる。特に便利なのが、予約した時間になると共用施設のロック解除が自宅のカードキーでできるようになること。専用キーの借り出しや返却の手間が省ける。

 つたえるーむは、インターホンを主役としたシステムであるのが特徴。手持ちのタブレットを使い、メールでの通知にすればシステムは容易に構築できるが、あえてそうしなかったという。開発担当者は「保護者がいない状況で子どもにスマホやタブレットを触らせたくないと考える人は多い。メールでの通知だと、多くのスパムメールに紛れて見逃すリスクがあるので、専用アプリを用いた」と語る。

 つたえるーむのサービスの利用料金は月額380円と、安価に設定されている。初期費用はおおむね15万円前後で、これにインターホンなどの機器の購入費用がかかる。ファミリータイプの新築マンション向けに提供する。

(文/磯 修=日経トレンディネット)

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