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「NI-WA 九段北倶楽部1927」プロジェクトが始動 シンポジウムも開催

7/8(土) 11:01配信

WWD JAPAN.com

 靖国神社にほど近いビル群の一角に残る旧山口萬吉邸は、東京タワーも手掛けた内藤多仲が設計した築90年のスパニッシュ邸宅だ。これを国際的なビジネスサロンとして再生するプロジェクト「(仮称)NI-WA 九段北倶楽部1927」が6月、キックオフイベントを開催した。初日はシンポジウム、2日目は40歳前後を中心とした起業家やビジネスマンらによる旧山口邸のリノベーション案についてのミニセッション、3日目は建築系の学生らにも人気だった限定150人に向けたオープンハウス&セミナーなどを行った。

 プロジェクトのキーマンである、吉川稔・東邦レオ社長兼NI-WA社長は山口邸との出合いについて、「ランニングをしていて、緑に囲まれ、たたずまいも素敵でいいなと思っていつも見ていた。借り手を探していることを後で知り、『絶対に残したい』『古き良きものや誰かが作り上げたものをさらに進化させることで価値を高めたい』と考えた」という。活用方法や事業化などについては構想段階だが、「住まいというよりは、さまざまなビジネスマンやクリエイターが集まる仕事場やサロンとする方向で検討していきたい。私自身、東邦レオ、NI-WA、そして、東邦レオの子会社のイノベーションの社長も兼務しており、ものすごいスピードで仕事をしている。ゆっくり考えるというより、落ち着いて考えたいときに、庭があり、中と外をつなぐインナーテラス、あるいは縁側ともいえる場所があるのもいいと感じた。建物の中と外、右脳と左脳がいったりきたりしながら仕事をしたり遊んだりすることで、いいアイデアが生まれたりすると思う。肉体だけでなく、健康的な精神性でいられるようにもしたい。特にこれからの日本では、技術力や堅実な財務などを持っている古い企業が、面白いアイデアを持った人々や新しい技術を使いこなせる人とつながることで、クリエイティブに進化し、グローバルにチャレンジできる新しいベンチャーになれるはずだと信じている。そういった、いい仕事、いい出会いの場を作ってみたい」と語る。

 初日のシンポジウムでは“シェアと「ソト活用」に見るワークスタイルの新たな可能性~不動産価値向上のケーススタディ~”をテーマに、三井物産出身で寺田倉庫の岩崎春夫・常務兼最高執行責任者(COO)と、トランジットジェネラルオフィス子会社でシェアオフィスを展開するリアルゲイトの岩本裕・社長が登壇。吉川社長がファシリテーターを務めた。

最終更新:7/8(土) 11:01
WWD JAPAN.com

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