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1本320万円! 贅沢な万年筆がモンブランと京友禅のコラボで誕生

7/8(土) 18:20配信

エイ出版社

「MONTBLANC Homage to Kyoto Artistry」にフォーカス!

高級万年筆の代名詞ともいえる「モンブラン」。なかでも、「アルティザン コレクション」は職人による高い技術による贅沢な仕様で、毎モデル、文具好きを中心に話題を集めている。

2017年5月に発表された「アルティザン コレクション」最新作のテーマは「京芸術」。京友禅の着物で名高い「千總」とのコラボで生まれた本作は、まさに豪華絢爛。ペン先に至るまで、両社のものづくりの精神を感じさせるデザインと技術がぎっしりと詰め込まれている。『趣味の文具箱 Vol.42』(6月16日発売)では、そのプレミアムな1本にフォーカス。ため息が出るばかりのそのデザインをディテールに至るまで解剖した。さっそく、その「MONTBLANC Homage to Kyoto Artistry」を先端から見ていこう。

【ペン先】千總の着物を彫刻

千總は1555年に京都に創業、462年の歴史を誇る着物の一流老舗。絹の着物を染織し、公家や宮家に調進してきた歴史を持つ。江戸時代中期に考案された染色技術である手描き友禅を極め、今なお京友禅の象徴であり続けている。その伝統に敬意を込めて、本作のペン先には千總の着物を緻密に彫刻している。

【キャップとボディ】浮き彫りによる立体表現

キャップとボディは鋳造した925スターリングシルバーの無垢材をマットに仕上げたもの。そこに手作業で彫刻を施し、さらに18金ソリッドゴールドの象嵌を加えることで、豊かな立体感が生まれている。

【キャップリングと首軸下】「源氏香」をデザイン

ボディとキャップの境のリングには、源氏香の図を彫刻している。源氏香は源氏物語の中でも語られる香道の楽しみ方のひとつ。香料や香木を焚いて香りを聞き分け、縦線と横線の52通りの組み合わせによる香の図で表わす。各図には源氏物語の巻名が付けられている。

【ボディ】源氏物語の2つのシーンを題材にした装飾

ボディには光源氏とその人生の道行きを共にした御所車を大きく配置。キャップには源氏物語の第5帖「若紫」の有名な一場面である飛び立つ鳥と、宮廷の様子を描いている。

【尻軸】拡張高い花菱文様を彫刻

尻軸には伝統的な吉祥文様のひとつである花菱文様を彫刻している。花菱は菱形の中に花びらを描いた格調ある文様だ。

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最終更新:7/8(土) 18:20
エイ出版社