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【派遣女子・更新なし】見た目は外人、中身は日本人のハーフ女子が陥った、就活での苦戦

7/8(土) 13:00配信

Suits-woman.jp

パートやアルバイトというような非正規雇用が増え続けている現代。いわゆるフリーターと呼ばれているアルバイトやパート以外に、女性に多いのが派遣社員という働き方。「派遣社員」とは、派遣会社が雇用主となり、派遣先に就業に行く契約となり派遣先となる職種や業種もバラバラです。そのため、思ってもいないトラブルも起きがち。

自ら望んで正社員ではなく、非正規雇用を選んでいる場合もありますが、だいたいは正社員の職に就けなかったため仕方なくというケース。しかし、派遣社員のままずるずると30代、40代を迎えている女性も少なくありません。

出られるようで、出られない派遣スパイラル。派遣から正社員へとステップアップできずに、ずるずると職場を渡り歩いている「Tightrope walking(綱渡り)」ならぬ「Tightrope working」と言える派遣女子たち。「どうして正社員になれないのか」「派遣社員を選んでいるのか」を、彼女たちの証言から検証していこうと思います。

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今回は、都内で派遣社員として働いている田中愛梨さん(仮名・26歳)にお話を伺いました。愛梨さんは、フィリピン人の母親と、日本人の父親の間に生まれたハーフ。背が高く、目鼻立ちのはっきりとした顔つきは、日本人よりも外国人といった雰囲気。茶色に染めたストレートロングの髪形に、オレンジレッドの口紅が映えていました。明るい色味のドット柄のワンピースに、ヒールのあるサンダルを合わせていました。

「背が高いので、後姿だけで女装した男性と勘違いされて、すれ違いざまに“オカマ”って言われたことがあります」

三人姉弟の真ん中で、姉とも弟も仲が良いと言います

「3つ上の姉は、20歳の時に高校の同級生とでき婚をして、もう実家を出ています。2つ下の弟は、地元のショッピングモールの中にある靴屋で働いています。今、私がつきあっている彼氏は、弟の高校時代の同級生です」

フィリピン人の母親を持つ愛梨さんですが、生まれも育ちも東京の下町出身。

「今も実家のある江東区に住んでいます。関東出身の人に“江東区”って言うと、意外と場所がわからない人が多いんですよ。実家は、JRの駅からだとバスに乗るような距離だし、普段は近所のショッピングモールで服とかも買っちゃうので、地元から出ないですね」

自営業だった父はクルマ好きで、しょっちゅうローンの支払いが終わる前にクルマを買い替えていたそう。

「父は、クルマの車内清掃や、カーコーディングを専門にしている業者をやっています。うちは三人姉弟だったので、そんなに裕福ではなかったですね。私も0歳から保育園に預けられて、母も家の仕事を手伝っていたみたいです」

ハーフというのを意識せずに、地元では自然体で過ごすことができたと言います。

「母は、私がハーフだから差別されるのではないかと色々心配をしていたのですが、地元にいた時は、あまり意識をしないで済みましたね。保育園も小学校も、そのまま顔見知りの子が一緒だったし。中学くらいになると、色々言われたりもしましたが、それはハーフじゃなくてもあまり関係がないので」

母親との会話で英語を話したりしていましたが、実際のところ英語ができるわけではありませんでした。

「父親が高卒だったんですよ。あまり進学に熱心ではなかったので、受験勉強も特にはしていなくて。夏期講習とかにちょっと通うくらい。どうしてもハーフなので“英語が得意なんでしょ”とか言われたりしたのですが、勉強は別でしたね」

中学での勉強をベースに、合格できる高校に進学したそうです。

「自分の姉が通っていた高校に進学しました。校則とかも緩い学校だったので、ピアスもOKだったし、制服も着崩して通ったり。基本的に生徒のモチベーションが“高校を卒業すること”だったので、あまり目立つようなことをしなければ大丈夫だった感じですね」

3つ年上の姉が、高卒後にフリーターになった姿を見て、愛梨さんは進学を決めます。

「高校の時の彼氏が、卒業後は寿司職人になるって言って、早々と就職を決めちゃったんですよ。私も就職をしようかなって思ったのですが、高卒で働いていた姉が色々と苦労をしていたのを見て、専門に進学することにしました」

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最終更新:7/8(土) 13:00
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