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ドラッグストア、百貨店の売上高抜く! 医薬品以外が多いワケ、業界1位ご存じ?

7/8(土) 17:10配信

NIKKEI STYLE

――近所でドラッグストアが増えている気がします

 ドラッグストアの売上高が百貨店を追い抜いたというニュースが出ていたわ。中国人観光客の「爆買い」が理由の一つらしいけど、今後もこの勢いは続くのかな。ドラッグストアの動向について、浅井みら野さん(31)と山田さくらさん(43)が石鍋仁美編集委員に話を聞いた。(ニッキィの大疑問)

 「業界団体の日本チェーンドラッグストア協会によると、2016年度の全国の店舗数は15年度に比べ、2%増の1万8874店と、調査を開始した00年度から一貫して増えています。日本にドラッグストアという業態が登場したのは1970年代ですが、バブル崩壊後の90年代、消費者の低価格志向の波にのり、一気に普及しました」

――医薬品以外の品ぞろえが多いのはなぜですか

 「食品や日用品などの安売りで、主に女性の来店を増やし、ついでに医薬品も買ってもらう狙いからです。医薬品の利益率は高いので、食品などを安売りしてもトータルとしては利益を確保できるというわけです」

 「総務省の日本標準産業分類にドラッグストアが初めて登場したのは07年です。それによると、薬や化粧品など健康と美容に関する商品を中心に、家庭用品や加工食品を主にセルフ形式で販売する店となっています。また、医薬品と化粧品が売上高の3割以上を占め、かつ扱っている分野が5つ以上にまたがっていることが必要となります。消費者のニーズに合わせて品ぞろえを拡大した現状を追認したような定義といえます」

――売り上げが好調と聞きました

 「日本チェーンドラッグストア協会の調べでは、16年度の売上高は15年度比5.9%増の6兆4000億円と00年度以降、16年連続で増加し、百貨店業界の売上高(5兆9000億円)を追い抜きました。近年は伸び率が鈍化していましたが、16年度は中国人観光客による化粧品などの『爆買い』のおかげで盛り返しました」

 「復活したもう一つの理由が調剤事業です。病院などが出す処方箋をもとに医療用の薬を処方する窓口を併設する店が増えています。マツモトキヨシホールディングス(HD)は昨年度、約20年続いた売上高首位の座をウエルシアHDに明け渡しました。けん引役となったのが調剤事業です。約1500店舗のうち1000店舗で処方箋窓口を併設し、調剤部門の売上高は970億円とマツモトキヨシHDの2倍超です」

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最終更新:7/8(土) 17:10
NIKKEI STYLE

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