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パフォーマンスが一番! --- 荘司 雅彦

7/8(土) 17:26配信

アゴラ

拙著「説得の戦略」(http://amzn.to/2sv3123)の冒頭でご紹介しましたが、アンバディとローゼンタールの行った実験では、音声なしの数秒間の動画だけで学生は教員を評価しました。また、セシは、自らの授業において、内容は完全に同じにして、一方は通常の講義スタイルで、他方はプレゼンスタイルを加味して別の学期で講義を行った結果、後者の方が遥かに高い評価を得ることが出来ました。

このように、話の中身よりも伝達方法の方が圧倒的に相手にアピールするという実験結果が、昨今次々と発表されています。

スティーブ・ジョブズや、ティム・クックがパワポを使って新製品の説明をしている姿を思い浮かべてみて下さい。いかにもマヌケな印象を受けるはずです。日本の受験予備校の人気講師は、決してパワポなんて使いませんよね。黒板の前を歩き回り、大きな身振り手振りをして声のトーンも変える。こういう講義スタイルの講師が人気を得るはずです。

女性をデートに誘う時、「美味しいパスタの店があるんだけど、行かない」と誘うべきだと書かれた本があったと記憶しています。内容に工夫は見られますが、話し方が単調であったり、命令口調であれば、断られる可能性の方が高いでしょう。

人にもよりますが、「美味しいパスタの店があるそうなんだけど、一人では入りづらいので付き合ってくれない。お願い!」と、顔の前で両手を合わて頼んだ方がはるかに効果的です。これは、女性が男性に何かを頼む時も同じです。「お願い!」と言って手を合わせるパフォーマンスをされると、男性としても断りづらいですよね。
就職面接でも、(大きな身振り手振りは出来なくても)一生懸命伝えようとする姿勢を作ることはできます。両手の動きと表情の違いだけで、相手に与える真剣味が大きく違ってくるのです。

相手に好意を示すのに「笑顔」というパフォーマンスは絶対に欠かせないものです。マクドナルドで「スマイル0円」というのがありましたが、裏を返せば多くの客商売の店員さんがスマイルを忘れている証拠なのではないでしょうか?

思い起こせば、私が銀行の窓口で働いていた時、毎朝朝礼で挨拶の練習がありました。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」を何度か復唱するのですが、笑顔指導はありませんでした。自然に笑顔が出せるテラーにお客様が付くことが多かったにもかかわらず。

まだまだ日本社会ではパフォーマンスが不足しているので、ビジネス等で取り入れれば大きな成果が見込めるはずです。笑顔、身振り手振り、声のトーン、キビキビした動き…等々。とりわけ中身が同業他社とあまりかわらない業種の方々にはお勧めします。成果アップは請け合いです。


編集部より:このブログは弁護士、荘司雅彦氏のブログ「荘司雅彦の最終弁論」2017年7月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は荘司氏のブログ(http://ameblo.jp/masahiko-shoji/)をご覧ください。

荘司 雅彦

最終更新:7/8(土) 17:26
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