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ハーバード大が証明! 難病を退治するマイオカインの「五大効能」

7/8(土) 5:58配信

デイリー新潮

 現在、筋肉から見つかっているマイオカイン(筋肉が分泌するホルモンの総称)は30種類以上あるが、大部分は、何の働きをするのか分かっていない。マイオカインは、まだ未知の領域が多いのだ。だが、研究が進んだ物質の中には、いくつもの病気を食い止める効果があることが明らかになってきた。

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 骨格筋が体重に占める割合は約40%。以前は体を動かすための組織だとしか考えられていなかったのが、実はホルモンを出すことが分かったのだから、言うなれば最大の内分泌器官ということになる。医学者や科学者がマイオカインに注目する理由は、そこにある。

 現在、効用が分かってきているマイオカインを挙げると、

「SPARC」
「IL―6」
「FGF―21」
「アディポネクチン」
「アイリシン」
「IGF―1」

 などがある。中には1つの病気だけでなく、複数の病気にまたがって効くものもあって、大別すると5つの効能が分かっている。

 順番に説明して行こう。

 男性ではがんの死因の第3位、そして女性ではトップの大腸がんは転移しやすいがんでもある。

 マイオカインの中でも代表的なホルモン「SPARC」は、大腸がんのがん細胞を“自殺(アポトーシス)”させる働きがあることが知られている。

「もともと運動が好きな人は大腸がんになりにくいというデータがあったのです。一方でSPARCは大腸がんの抑制因子であることが分かっていましたが、筋肉から分泌されることが判明してくると、運動とSPARCの密接な関係が注目されるようになったのです」(大妻女子大学家政学部の高波嘉一教授)

 次に「IL―6」。このホルモンは体内の糖を取り込み、肝臓では脂肪を分解する。つまり、肥満や糖尿病を抑える効用があるのだ。

「FGF―21」も、肝臓で脂肪を分解。また脂肪細胞に作用し、燃焼させると考えられている。肝硬変につながる脂肪肝を改善するマイオカインだ。

「アディポネクチン」は、もともと脂肪細胞や肝臓から分泌されることが知られており、脂質を分解する作用がある。これは、糖尿病や、脂質異常から来る動脈硬化を防ぐ効能があるが、10年ほど前、筋肉からも分泌されていることが判明している。さらに、最近の研究では、これまで知られていなかった効能もあることが分かってきた。

 運動生化学を専門とする筑波大学体育系の征矢(そや)英昭教授が言う。

「まだ、動物実験のレベルですが、マウスの輪回し運動によってアディポネクチンが脳内に入り込み、海馬の神経の新生(新しく作られるという意味)を促すという報告がなされたのです。ストレスやうつ病、認知症になると脳神経が新生されず海馬が萎縮してしまうのですが、運動をすることによって海馬に新たな神経が増える可能性が出てきたのです」

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最終更新:7/26(水) 18:08
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