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「孤独」な稲垣吾郎 家田荘子に「これからどう生きていきましょう」と相談[ゴロウ・デラックス]

7/8(土) 7:00配信

Book Bang

 稲垣吾郎さん(43)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」に作家の家田荘子さんが出演した。家田さんは「孤独」はネガティブなことではないと訴え、稲垣さんも同意をあらわした。

■「極道の妻たち」取材秘話

 家田さんは極道の世界に生きる女性や、女子刑務所、エイズ患者などを題材に数々の名作を著してきたノンフィクション作家だ。なかでも『極道の妻たち』(青志社)は何度も映画化され、話題となった。2007年には高野山で伝法灌頂を受け僧侶となり、遍路や山行、講話活動なども行っている。

 番組では家田さんが作家となるまでの経緯が振り返られ、大ヒットとなった『極道の妻たち』の取材秘話も明かされた。家田さんは20代前半のころ、女性目線で極道の世界を書くことを思いついたという。当時暴力団抗争は社会問題化していた。拳銃が撃ち込まれ、火炎瓶が投げ込まれ、ダンプカーが突っ込んでくるなど、全国で激しい抗争が繰り広げられていた。

 そんななかで暴力団幹部の自宅に入り、取材を敢行した家田さん。1年8カ月の取材の間は緊張感からか「胃痙攣と神経性胃炎、髪の毛も白髪になって、後ろハゲちゃった」と身体にも相当なストレスがかかっていたことを明かした。

 それでも家田さんは極妻から聞いた「愛した男がたまたま極道だった」、この言葉をどうしても世に出したいと考え取材を続けたと語った。

 またエイズの実像を日本に広めた『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過した一年の壮絶記録』(文藝春秋)や『三浦和義氏からの手紙―「ロス疑惑」心の検証』などの数々の名ノンフィクションの裏話も明かしていた。

■「孤独」は自分で掴んでいくもの

 この日の課題図書は家田さんの著書『孤独という名の生き方』(さくら舎)。家田さんは家族がいようとシングルであろうと、人は「ひとり」の存在であるとし、「孤独」のなかから生きる力が湧いてくると説く。「孤独」とうまく付き合えない現代人に「孤独」との向き合い方を指南した一冊だ。

 独身の稲垣さんは同じく独身の番組アシスタント外山惠理アナウンサーとともに「まさに僕達のことですね」と笑う。

 家田さんは同書の中で「『孤独な人』は一人で過ごすことの楽しさを知っている人。(略)みんなと一緒でいることに安心を感じる人々がとても多いこの世の中で、孤独を受け入れられる人というのは、人に媚びず、自分自身をよく理解したうえで、一人でいる時間を大切に生きている人だと私は思います」と述べている。この言葉に稲垣さんは「僕のまわりの友達は皆そうですね。だから付き合いやすい」と共感をあらわした。

 家田さんは「孤独」に着目した理由をこう語る。「65歳以上で1週間誰ともしゃべらないというような環境にいる人が増えてきた。でも自分で閉じこもってしまうと、どんどん追い込むことになる。自分が何をしたいか考えて、自分をみつめて一歩前に出なければいけない。『孤独』にさせられるじゃなくて『孤独』は自分で掴んでいくもの」と説く。稲垣さんも「孤独が嫌で孤独をやっているわけではない。僕らは孤独を掴んでいる」と自身の生き方を振り返り同意をあらわしていた。

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最終更新:7/8(土) 7:00
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