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ニトリ都市型店舗 「儲からなくてもいい」で始めた新挑戦

7/9(日) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 破竹の勢いで成長してきたニトリが、百貨店不振を背景に都心に進出した。作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が、白井俊之社長のもとを訪ねた。

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 絶好調。快進撃。大健闘。グローバル化やIT化で経営環境がめまぐるしく変化し苦慮する企業が多い中で、しかしこの企業の決算はメディアも諸手を挙げて賞賛した。ニトリホールディングスの2017年2月期決算は売上高5129億円、前年比12.0%増。儲けを示す営業利益は857億円とこちらも17.4%増。数字を見ればまさしく絶好調。しかし何よりも目を見張るのは「30期連続して増収増益が続いている」点だ。さらに5年後は売上高1兆円、15年後は3兆円と大胆な成長目標を堂々と掲げている。

 ニトリはたしかに今最も勢いのある企業の一つだ。しかし私自身は買物をしたことが一度も無かった。車を持たない都会暮らしにとって、郊外の大型店中心に展開してきたニトリは、縁遠かった。「安かろう悪かろう」というイメージすら抱いてきた。

 だが、この凄まじい成長ぶりは、単なる「低価格」だけで達成できるはずがない。その秘密とは何なのか。最近特に力を入れているのが都心部で展開している新店舗だと聞き、私は銀座へ向かった。2015年に初めてニトリが百貨店に出店したという、その店へ。

  一歩中へ入ると、茶色やベージュを基調とした落ち着いた雰囲気に驚かされた。ゆったりした見通しの良い陳列。間接照明。私の思い込みを見事に裏切って、そこはシャレた空間だった。

 「『儲からなくてもいいからとにかくやってみよう』と似鳥昭雄会長が百貨店への出店を決めました。私たちにとって新たな挑戦でした」と白井俊之社長(61)は振り返る。ニトリにとって“空白地帯”だった都心部へ進出する最初の足がかりは銀座。当時は「まさかニトリが銀座に?」と懐疑的な声も少なくなかったという。かつての「プランタン銀座」、現「マロニエゲート2」の5~6階に構える店は週末ともなると家族連れやカップルで大賑わい。レジには行列ができている。

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