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「できるだけ安全な転び方」を覚えておこう。転倒によるケガが毎年800万件起きているのだから…

7/9(日) 17:10配信

ライフハッカー[日本版]

ちょっと転んだり、ほんの数十センチの高さから落ちたりしたくらいでは、大した怪我はしないだろうと思っているかもしれませんが、それはまったくの間違いです。

【画像】「できるだけ安全な転び方」を覚えておこう。

転倒によるケガが救急外来のもっともよくある原因で、毎年約800万件ちかく起こっています。この手の転倒の怪我は、普通は高齢者の場合が多いですが、何歳でも転倒は危険ですし、頭を打った場合は特に危険です。

脳の損傷、混乱、強烈な頭痛、めまい、失明、記憶喪失、目の焦点が合わないなどの原因となりうる、脳しんとうを起こす可能性があります。また、衝撃がかなり弱いように思えても、脳が打ち付けられたせいで死ぬこともあります。基本的に脳から出血したり、頭蓋内圧が上がったりしたら、硬膜下血腫や、生命にかかわるような状態になることもあります。CATスキャンがなければ調べることが難しく、症状が微妙なこともあります。

では、転倒したらどうすればいいのでしょう? アスリートや義肢の人を中心に自分を傷つけないような転倒の仕方をトレーニングしている、理学療法士のJessica Schwartz医師によると、頭を守ることを意識しなければならないそうです。バランスを崩して転びそうだなと思った時は、次のように対処しましょう。

1.可能であれば、前や後ろに直接転倒しないように回転し、体の側面から転倒するようにする。
2.顎を引いて頭を守る。
3.転倒する時に手をつかない。手首が折れたり、手をついても頭を打つ可能性もある。
4.転倒した時のクッションにしたり、股関節を守ったりするために、腕は体の側面に置く、もしくは転倒時の軌道によっては、上腕で頭を守るために両腕を上げる。
5.膝を曲げ、転倒に抗おうとしない。パラシュート部隊のトレーニングでやるように、転がり、体の力を少し抜いて、衝撃を吸収したり広げたりするために体重を利用する。
6.太もも、お尻、肩が地面につくようにする。膝頭は壊れやすいので、膝から転倒しないようにする。

誰でも安全に転倒できることを実証するために14,000回以上転倒した95歳の男性Elliott Royceによる、「News Satellite」のデモ動画(https://www.lifehacker.jp/2017/06/170622_how_to_fall.html)がとても参考になります。

安全に転ぶための基本を学ぶことは、高齢者にとっては不可欠ですが、どんな人でも知っておいて損はありません。これまで転んだことがないからと言って、これからも転ばないとは限りません。一度でも大変なことになります。

頭を打ってしまった場合は、ためらわずに医療機関に診てもらってください。衝撃が弱くても、深刻な予期せぬ問題が起こる可能性はあります。誰かが転んで頭を打っているのを見たら、医療機関を受診するように言いましょう。「大丈夫、なんともない」と言うかもしれませんが、脳に問題が起こるよりマシです。

Patrick Allan(原文/訳:的野裕子)

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