ここから本文です

通勤地獄よ、さようなら!座れる通勤特急が続々登場の理由

7/9(日) 10:10配信

@DIME

都市部を中心に有料で着席できる特急列車(ライナー)が誕生を続けている。大きく座席指定制と整理券制に分かれるが、いずれも数百円から購入が可能だ。通勤経路にぜひ誕生してほしい夢の快適空間を訪れた。

【 人気モデル・朝比奈彩が4月21日運行開始の東武鉄道『リバティ』を体験 】

※栃木県・下今市駅から『リバティけごん』は東武日光駅まで、『リバティきぬ』は新藤原駅まで、『リバティ会津』は福島県・会津田島駅まで。

◎朝はほぼ満席、夜も乗車率がアップ!

 満員電車に押し込まれる朝の通勤は消耗する。だからこそ、座って通勤したいというニーズは高く、各鉄道会社は、着座サービスの開発を行なってきた。

 その最新の列車が、タレント・モデルの朝比奈彩さんと試乗した、東武鉄道の『リバティ』だ。2017年の4月21日から運行が始まった。朝比奈さんも「静かだから、通勤途中の仕事も睡眠も快適に過ごせそう。無料Wi-Fiやコンセントもあって旅に出たくなるぐらい快適です」と絶賛。

 ほかにも、最近登場したのが、京急電鉄の『モーニング・ウィング号』、西武鉄道から横浜高速鉄道までをつなぐ『S-TRAIN』ほか多数。鉄道会社に30年勤務経験があり、鉄道コンサルタントの至道薫さんにその背景を伺った。

「まず、鉄道会社は朝の混雑率を緩和したい意向があります。少し早い出勤になったとしても、快適で確実に座りたいというニーズは高い。それに応えることで、旅客の集中時間帯の混雑緩和が狙えます」

 また鉄道会社が着座サービスを追求する根本的な理由に、少子高齢化問題があるという。

「鉄道会社の運賃収入は、定期券利用が6割。団塊世代の退職や、在宅勤務が増えるなど働き方が多様化するなかで、定期旅客を確保したいという思惑があります。現状、朝の上り方面の通勤型特急は、多くの会社でほぼ満席。そして、夜も通勤型特急の増発により、売店の売り上げも伸び、全体的な利益向上に繋がっています」

 都心まで60分かかっても座れる駅を選ぶ人は多く、不動産価値も高まる傾向があるとか。鉄道会社にも乗客にもメリットがある通勤特急。「住みたい街」ランキングの上位に、その停車駅が並ぶ未来は近い?

意匠が施された天井のほか、インテリアにも江戸小紋の「継小紋」柄のシートや、印伝柄の肘掛けなど粋を感じるモチーフを採用。

各座席の肘掛け内側にはコンセントがあり長距離の移動も快適だ。

無料でWi-Fiが利用できるほか、座席が180度回転。対面して座ることも可能。また、車いす対応の多機能トイレも設置される。

乗り心地がいいのはシートが広いだけでなく、車体動揺防止制御装置を搭載のため。

《 着座サービスを追求!快適通勤ライナー 》

■平日下りはほぼ満席

〈東武鉄道〉TJライナー

当初は夜の下り方面のみだったが、2016年から朝の上りも運行。券売機や購入サイトから着席整理券を購入。使用車両の50090型はクロスシートとロングシートに使い分けが可能。

[DATA]区間:池袋駅―森林公園駅・小川町駅 着席整理料金 310円~ 運行時間帯 朝は平日上りのみ森林公園駅発6:11、8:18、夜は池袋駅発下りのみ平日18:00~0:00、土休日17:00~21:00

■2017年デビューのゴールドの車両も話題

〈南海電気鉄道〉〈泉北高速鉄道〉泉北ライナー

大阪に登場した新型特急車両・泉北12000系(写真)は、車両ごとにシートの色が違うのが特徴。コンセントやテーブルも備える。

[DATA]区間:難波駅―和泉中央駅 特急料金 510円 運行時間帯 平日の上りは和泉中央駅発6:43~8:13、16:23~22:13、下りは難波駅発7:23、17:05~22:55※土休日もほぼ全日運行。

■上大岡駅―品川駅がノンストップ!

〈京浜急行電鉄〉モーニングウィング号

平日朝はほぼ満席。使用車両は2100形で、2ドアで転換クロスシートが特徴。夜の下り方面は品川駅から乗車する場合のみ着席整理券が必要。

[DATA]区間:1号は三浦海岸駅―品川駅。2号は三浦海岸駅―泉岳寺駅 着席整理券 300円 運行時間帯 平日のみ。上りのみ三浦海岸駅発6:09、7:56※5月1日~座席指定券になる。

■2017年3月運行開始の4社乗り入れ列車

〈西武鉄道〉〈東京メトロ〉〈東急電鉄〉〈横浜高速鉄道〉S-TRAIN

平日は埼玉・所沢と東京メトロ有楽町線の豊洲間を運行し通勤に最適。土休日は、埼玉・西武秩父駅を出発し、元町・中華街駅まで結ぶ。座席指定制列車だから、観光や家族での小旅行にもぴったり。

[DATA]区間:平日は西武所沢駅―小竹向原駅(西武線)、小竹向原駅―豊洲駅(東京メトロ)。土休日は西武秩父駅から東京メトロを経由し横浜駅(東急電鉄)、横浜駅―元町・中華街駅(横浜高速鉄道) 指定料金 300円~ 運行時間帯 全日

文/編集部

※記事内のデータ等については取材時のものです。

@DIME編集部

最終更新:7/9(日) 10:10
@DIME

記事提供社からのご案内(外部サイト)

@DIME

小学館

2017年10月号
8月16日発売

定価600円

売り切れ御免!調理家電&ヒット食品
ふるさと納税 極ウマ返礼品・ベスト47
ホリエモン流 超仕事術公開
タイプ別 痩せるカラダマネジメント