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世界の若者と比べて創造力が劣る日本のZ世代

7/9(日) 17:10配信

@DIME

1995年から2008年のあいだに生まれた世代で、企業マーケティングの新たな対象として、またポスト・ミレニアル世代としても注目を集める「Z世代」。

アドビ システムズは、学校経営者および教職員向けに開催している教育フォーラム「2017 Adobe Education Forum」において、日本の生徒と教師を対象とした、学習、クリエイティビティ、将来の仕事についての認識に関する調査結果「Gen Z in the Classroom: Creating the Future(教室でのZ世代:未来を作る)」を発表した。
※本調査では、日本の12-18歳、他国では11-17歳をZ世代と定義

調査によると、12歳から18歳までの日本のZ世代は自分たちを「創造的」とは捉えておらず、自らを「創造的」と回答した生徒はわずか8%だった。この割合はグローバルの同世代(平均44%)に比べて著しく低い結果であり、同様にZ世代の生徒を「創造的」であると回答した日本の教師は2%に留まり、グローバル平均の27%を大きく下回る結果にもなった。

また、日本のZ世代はグローバルの同世代に比べ、「将来何かを作る仕事をしている」と考える割合が低く(日本:43%、グローバル:平均78%)、「創造性が求められる仕事は一握り」(日本:69%、グローバル:平均24%)であると捉えていることから、「創造的であること」は特別なこと、限られた人のことを指すと考えている可能性が高いことが判明。一方、グローバルでは「創造性が求められる仕事や職業はたくさんある」と回答した生徒は76%(日本:31%)に達している。

日本でもグローバルと同様に、創造性は将来の成功において重要であると捉えられており、Z世代の生徒、教師ともに「授業では創造性をより重視すべき」であると認識している。教師は創造性を養うためにも、アクティブラーニングやビデオやポッドキャストなど、インタラクティブなデジタルメディアの導入が効果的であると考えているにもかかわらず、現状の学習方法は読み書き中心の座学であり、カリキュラムがそこまで追いついていないと回答している。

卒業後の将来を考えた際の気持ちを聞いたところ、他国では「ワクワクした気持ち」「自信のある気持ち」が上位にランクインしているのに対し、日本のZ世代は「不安な気持ち(53%)」「緊張した気持ち(36%)」を上位に挙げており、将来について不安感を抱いていることがわかる。また、日本の生徒、教師共に、Z世代は社会に出る準備が十分ではない(生徒:84%、教師:69%)と感じていることも明らかになった。

次期学習指導要領では、「子供たちに、情報化やグローバル化など急激な社会的変化の中でも、未来の創り手となるために必要な資質や能力を確実に備えることのできる学校教育を実現する」という方針が打ち出されている。加速度的に社会が変化していくこれからの時代に必要な資質や能力を学校教育で育成していくことが求められる中、生徒の生きる力、新しい価値を創造する力を育むことができる学校教育を実現していくことが不可欠だといえるだろう。

※この調査は、日本の500人のZ世代の生徒(12~18歳)と、Z世代を教える200人の教師を対象として、2017年5月26日~6月1日にオンラインで実施された。

文/編集部

@DIME編集部

最終更新:7/9(日) 17:10
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