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【FC東京】「勝ち切れない何か」を求める篠田東京に差し込む光明は――

7/9(日) 7:30配信

SOCCER DIGEST Web

中断期間での立て直しはできるのだろうか?

[J1リーグ18節]FC東京2-2 鹿島/2017年7月8日/味の素スタジアム


 
 FC東京の篠田善之監督の記者会見は、「多くのサポーターに勝利を見せられば一番良かったんですが」という反省から始まった。
 
 リーグ戦3連敗、さらに主力である森重真人と大久保嘉人の欠場。そうした複数のネガティブな要素がチームをはじめ、スタンドの雰囲気までも重くしているのは言うまでもなかった。
 
 先制点を許して苦しい展開となったが、FC東京は44分と47分に橋本拳人の2ゴールで一時は試合を華麗にひっくり返してみせた。その後も鹿島の攻勢を何とか耐え凌いでもいた。それでも一瞬、足が止まってマークが甘くなり、ペドロ・ジュニオールに個人技で同点とされてしまった……。
 
 篠田監督は失点シーンについて、「しぶとく、もう一つギアを上げられるようにしないといけなかった。鹿島の抜け目のない攻撃は分かっていたけれど、選手たちは思っていた以上の迫力を感じていたのかもしれない」と振り返った。
 
 負けはしなかったが、勝てた試合を落としてしまった。そんな印象を受けるチームは、7月26日のルヴァンカップ・広島戦まで中断期間に入る。指揮官は、「選手たちは辛抱強くやってくれている。勝ち切れない“何か”をもう一度だけ検証してやっていきたい」と繰り返しながら、後半戦への課題を口にする。
 
「開幕当初は苦しみながらも勝てていた。でも、徐々にトーンダウンというか、勝ち切れるゲームを引き分けたり、簡単にひっくり返されたりするようになってしまっている。自分たちが思っていた以上に勝点は拾えなかった。
 
 その間に出来なかったことがあるので、システムの変更も含めて中断期間で見つめ直したい。選手たちはバラけずにやってくれている。それをベースに原点に立ち返りたい」
 
 苦しみもがくチームには、一方で光明もある。それはこの試合で今シーズンのリーグ戦で初先発&フル出場を果たした米本拓司の本格復帰だ。
 
 昨年8月の川崎戦で右膝前十字靭帯断裂および内側靭帯損傷という大怪我を負っていたMFが、先発フル出場できるまでに回復したのは、主力の離脱が目立つ現チームにあって頼もしいかぎりだ。
 
「チームが良くない状況だったので、それを変えたい一心で、チームのために、みんなのために走ろうと徹底した」と試合後に語った米本を、篠田監督も「ヨネはようやくピッチに帰ってきてくれた」と称える。
 
「今日の前半は奪いに行き過ぎていた。ピンチを招いたシーンでは、まだまだ距離感とかのズレがあったかなと。ただ、90分を通してチームのために走る姿は本当に評価できる。もっともっと良くなっていくはず」
 
 とはいえ、順位を10位にまで落としてしまったFC東京。巻き返しを誓う後半戦に向けて、立て直しが求められる中断期間で、指揮官の語る「足りない何か」は見つかるのだろうか?

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最終更新:7/9(日) 7:30
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