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魚食べてない…なら「子持ちししゃも」が最強のカンタン美容魚

7/9(日) 8:50配信

女子SPA!

【ラクうま美人ごはん vol.3】

 丸ごと食べて、美容度アップ。

 魚のアブラは体に良いぞ、と言うことはわかっていても、忙しくてなかなか魚料理が作れないなんて話をよく聞きます。今回はできるだけカンタンに、手軽に、おいしく魚をたべようというお話。

⇒【写真】手軽に食べられる缶詰や燻製でもOK!

 結論から言うと、最もオススメしたい美容魚とは、「子持ちしシシャモ」。たいがいのスーパーで売られていて、1匹ずつ冷凍ができ、トースターやフライパンでも失敗なく焼けるシシャモには、女性が喜ぶ栄養素がぎゅっと集まっていたのです!

◆特筆すべきは、カルシウム、DHA・EPA、ビタミンE!

 シシャモを食べる上で最大の魅力は、頭から尾っぽまで、骨や卵まで丸ごと食べられること。こんな魚、シシャモ以外になかなか見当たりません。しかも、おいしくて低カロリー(1匹20gで35kcal)のため、1匹2匹3匹と進みやすいのもうれしいポイントです。

 栄養面からすると、身のおいしさを楽しむ「オス」より、卵を持った「メス」を選ぶべき。女性が欲する以下の3栄養素をまとめて摂取することができ、例えばたった5匹(100g)を食べるだけで、カルシウムは1日の推奨量の半分以上をクリアできてしまうんです。

●シシャモ5匹あたりの栄養含有量●

(1)カルシウム 350mg

1日の推奨量の58%。

⇒骨の健康、精神の安定など

(2)DHA・EPA 550mg・670mg=合わせて1220mg

魚に豊富に含まれる脂質。DHAとEPAの合計で1,000mgが推奨基準。

⇒アンチエイジング、記憶力・学習力の向上

(3)ビタミンE 1.6mg

抗酸化力の強いビタミンEが豊富なキウイ1個分(1.4mg)以上の含有量

⇒アンチエイジング、血行促進・血流改善

 ただし、気をつけるべきは、「塩分」。商品によってはかなり塩辛いものもありますから、なるべくうす塩のもの、減塩タイプのものを選ぶ方が賢明です。

 最後に、お味の話。実は、いつも食べているシシャモが、本来のシシャモではないってご存知でしょうか?

◆「子持ちししゃも」の90%は、本来のシシャモとは別物

 そもそもスーパーなどで売られている、いわゆる「子持ちししゃも」の9割以上は海外産(ノルウェー産、カナダ産など)。しかも、日本古来のししゃも(=本ししゃも)とは違い、カラフトシシャモ(もしくはカペリン)という全く「別属」の魚なんです! ※「属」が違うと、ヒトとゴリラ、ネコとライオンくらいの違いがあります。

カラフトシシャモ:サケ目/キュウリウオ科/マロータス属

 スーパーでよく見かけるのがコチラ。青みを帯びた銀色の体で、プチプチとした卵が特徴。肝や頭は深みのあるしっかりとした味わい。

本ししゃも:サケ目/キュウリウオ科/シシャモ属

 透明感があり、黄色味がかった背中とほんのり桜色のお腹。上品かつ繊細な甘み・旨味が口に広がり、骨や身がしっとり柔らかい。海外産はなく、産地はすべて北海道。

 本ししゃもは、北海道太平洋沿岸のみに生息する日本固有の希少魚。値段はカラフトシシャモの3~5倍で北海道外では手に入りにくい存在となっています。細かく原材料名を見れば、どちらなのかが判別できますが、パッケージの名称にはどちらも「シシャモ」となっている場合が多いため注意が必要です。

◆普通に売ってる、安いカラフトシシャモでもOK

 しかしながら、安いカラフトシシャモがニセモノということではなく、卵がたっぷり入ったものは脂も乗って大変美味ですし、メリハリある味・香りを持つカラフトシシャモの方が好きだという人がいてもおかしくはありません。しかも、栄養的には大差なし! どちらにせよふっくら大ぶりなものを選ぶことが重要です。

 最近では、すぐに食べられるような「焼きししゃも」がコンビニ・スーパーで売られていたり、オイル漬け缶詰や燻製ししゃもなどもありますから、まずは気軽に「ししゃも生活」をはじめてみてはいかがでしょうか?

<TEXT,PHOTO/スギアカツキ>

【スギ アカツキ】

長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、独自で長寿食・健康食を研究し、各メディアで活躍中。Twitterは@akatsukinohana

女子SPA!

最終更新:7/9(日) 8:50
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