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藤井四段の活躍で注目度UPの将棋ミステリーアプリ&懐かしの名作ミステリーアドベンチャー

7/9(日) 8:50配信

週刊SPA!

◆ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

 複雑に絡み合った人間関係、事件の裏側に隠された驚きの真実、信じていた者の裏切り……。自分が探偵役や刑事になって事件の真相を追っていくミステリーアドベンチャーは、コンシューマでは少なくなりましたが、スマホアプリでは根強い人気があります。小説やドラマと違って考えながらプレイする分、ハラハラドキドキの物語にどっぷりと入り込めるのがミステリーゲームの醍醐味です。

⇒『マーダー・クラブ【チャレンジ】』プレイ画面

 今回は、将棋界の歴史を揺るがす一戦の裏側を描いた将棋アドベンチャー『千里の棋譜』と、アラフォー、アラフィフには懐かしい海外ドラマ風ミステリー『刑事J.B.ハロルドの事件簿』シリーズ第1作『マーダー・クラブ』の2本を紹介します。

『千里の棋譜』

iOS、Android/Game Maker”Child-Dream”/完全無料

『千里の棋譜』は、もともと『Ⅰ・序盤』が2015年に配信され、良質な将棋アドベンチャーとして好評だった作品。今年の5月に待望の第3弾『完結編』が無料公開され、堂々の終局を迎えました。

 現在、将棋は若き天才・藤井聡太四段の活躍で大ブームが巻き起こり、プロ棋士の対局だけでなく、過去に出版された将棋がテーマの小説やマンガにも再び注目が集まっています。本作もそうしたトレンドにばっちりハマるタイトル。将棋用語なども細やかに解説されていて、藤井四段効果で将棋に興味を持ち始めたという人にもオススメです。

 物語は、女性記者の一ノ瀬歩未が奨励会三段の幼なじみ・長野圭の紹介で、将棋連盟会長宅を訪れたところから始まります。しかし、室内は何者かに荒らされていて、会長も昏睡状態。現場には謎の詰め将棋が残されていました……。

 プロになるまでの三段リーグの厳しさ、コンピュータ将棋とプロ棋士の関係、師匠と弟子の固い絆、そうしたモチーフが採り入れられていて、フィクションですが根底にはリアリティを感じます。将棋好きの制作者が丁寧に気持ちを込めて作り上げた、そんな一作になっています。

『マーダー・クラブ【チャレンジ】』

iOS、Android/althi Inc./基本プレイ無料

 もう1本の『マーダー・クラブ【チャレンジ】』は、もとは1986年にPC向けに発売されたコマンド選択式の推理アドベンチャーです。1989年にはファミコンにも移植されています。

 アメリカ中東部の小さな町・リバティタウンで、男性の死体が発見されました。被害者はロビンズ商会社長のビル・ロビンズ。捜査を任された刑事のJ.B.ハロルドは聞き込みを続けるうち、20年前の迷宮入り事件にたどり着きます……。

 オリジナル版は福岡にあったリバーヒルソフトの制作でしたが、当時から「まるで海外のミステリードラマのよう!」と評判になりました。その魅力は今プレイしても色褪せません。とにかく最初は多数の人物が一気に登場し、情報の整理が大変ですが、地道に聞き込みをしていると隠れた人間関係が見えてきてグイグイと引き込まれていきます。男と女、金と嘘。ひとつの殺人が葬り去られた過去を暴き出します。

 iOSでは有料版も配信されていましたが、今回の『チャレンジ』は基本無料なのが太っ腹! 場所を移動するたびに10枚ある「J.B.コイン」が1枚ずつ減っていく、いわゆるスタミナ制ですが、CM動画を見れば1日3回までは全回復します。果たして犯人は誰なのか? じっくり捜査を進めていきましょう。

【卯月鮎】

ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲームの紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。著作には『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)がある。ディファレンス エンジン

日刊SPA!

最終更新:7/9(日) 8:50
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