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メキシコでもっとも美しい街 グアナファトのカラフルな絶景

7/9(日) 12:01配信

CREA WEB

 海抜2240メートルの高原盆地に位置する、メキシコの首都メキシコシティ。人口約2000万人というこの巨大都市から北へ向かう旅で出合うのは、カラフルな街並みや民芸品、ワインにメキシカングルメ……。歴史と現代が融合するメキシコ中央高原への旅は、発見と感動に満ちていた。

 賑やかなメキシコシティ国際空港から、アエロメヒコ航空の国内線を乗り継ぎ、約1時間。グアナファト・レオン(バヒオ)空港の周辺にはゆったりとした時間が流れている。ここからさらに、車で北西に向かって走ること約30分。車窓から、メキシコでもっとも美しいと称されるグアナファトの街並みが顔を覗かせる。

 今回は、この美しい街の楽しみ方を紹介しよう。

 かつては銀の採掘で栄え、1810年以降にはスペインからの独立戦争の激戦地ともなったグアナファト。街を歩けば、今でも至るところに、歴史の面影を垣間見ることができる。

 1988年に「古都グアナフアトとその銀鉱群」としてユネスコ世界遺産に登録された、まるで芸術品のようなコロニアルな街並みは、1日あれば、歩いてほぼ全域を散策することができてしまうミニマムなサイズ感。カラフルな建物を眺めながら、いくつもの小道が入り組む通りを、この街ならではの悠々とした時間の流れに身を任せながら散策してみたい。

街の息遣いを肌で感じて!世界遺産を歩いて堪能

 グアナファト散策のはじまりは、街の中心にあるバシリカ教会前のラ・パス広場から。通りには小さなショップがいくつも立ち並び、パラソルの下で新聞を読んだり、コーヒーを飲んだりしながらひと息つく地元の人々の姿も。

 標高約2000メートルの高地にあるグアナファトには、坂道がたくさん。急いで歩くと息切れしてしまうので、自分のペースでゆっくりと進みたい。

 ゴツゴツとした石畳の傾斜を登っていくと、美しい白亜の「グアナファト大学」が。1732年にイエズス会が子供のための学校として創設したラテンアメリカ最古の学びの場で、現在は総合大学として約2万8000人の学生が在籍している。日本人留学生も多いという。

 メキシコ屈指の華麗な劇場として、街のランドマーク的な存在となっている「フアレス劇場」では、ギリシャ神話にちなんだ8体の女神像が、建物の上から見下ろすようにして来場者をお出迎え。グアナファトで開催される重要な文化イベントをはじめ、クラシック、オペラ、演劇などのさまざまな芸術公演が行われている。

 フアレス劇場裏からケーブルカーに乗り込み、「ピピラ記念像」のある高台へ。全長102メートル、高さ76メートルを、傾斜42度で登り行く車窓から眺める景観は、ダイナミックで息をのむ美しさ。レトロで愛らしいグアナファトの街並みを、ぐんと身近に感じられる格別の体験が叶う。

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最終更新:7/14(金) 15:21
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