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NHKのネット同時配信でどうなる受信料? 視聴者の本音は

7/10(月) 16:00配信

マネーポストWEB

 総務省は2020年の東京五輪に向けて、テレビ番組でのネット同時配信を本格的に普及させるべく、議論を進めている。現在はNHKのネット同時配信は放送法で制限されているが、法改正も検討されている。

 そこで気になるのが、NHKの受信料だ。現在はNHKを受信できるテレビを持っているとNHKとの受信契約を締結する義務が発生し、受信料を払わなくてはならない。では、もしもネットで同時配信された場合、スマートフォンやパソコンは受信契約の対象になるのかどうか──。この点に多くの視聴者・ネットユーザーが興味をいだいているのだ。

 そんななか、受信料の在り方についてNHKは検討委員会を設置して議論を重ねており、その答申案の概要を6月27日に公表した。その概要によると、すでに受信契約を結んでいる世帯については、パソコンなどを持っていても、新たに受信料が追加されることはないとのことだ。

 また、ネット配信に対して受信契約を結ぶ場合でも、“配信サービスの料金”など、従来の受信料とは別の形での徴収も検討されているという。

NHKのネット配信に対する視聴者の声

 現状の答申案では、テレビとネットとで受信料が二重で発生するということはなさそうだが、視聴者はどう考えるのだろうか。

「受信料はできれば払いたくないというのが本音。今でもBSのほうの受信料は払っていない」(20代男性)
「テレビはいいんですが、ネット放送にも受信料がかかるというのは許せなかったので、今回の発表には安心しました」(30代女性)
「受信料をとるのであれば、視聴者が楽しめる番組、視聴者にとって有益な番組を作って欲しい。すべてはそこの問題だと思う」(30代男性)
「BS1はスポーツ中継も多いので割りと観ますが、ネットで同時配信されたとしても、スマホやパソコンで観ようとはあまり思いません」(40代男性)

 そうした意見があるなかで、30代のジャニーズファンの女性Aさんは、こう話す。

「NHKのBSプレミアムで放送されているジャニーズJr.のレギュラー番組『ザ少年倶楽部』を毎週楽しみにしています。BSの場合は、受信料を払わないと画面にメッセージが出たままなので、この番組のために受信料を払っているようなものですね。でも、ジャニーズってネットでの配信には消極的なので、仮にNHKが同時配信を始めても、『ザ少年倶楽部』はネットでは流れないということもあると思うんです。そうなった場合は、ネットの配信は要りません。逆に言えば、ネットでは別のジャニーズの番組を放送するというのなら、追加で払ってしまうかもしれないです」

 一方で、NHKではニュース番組をよく見ているという40代の男性は、ネット配信についてはあまり魅力を感じていないという。

「もしも大きなニュースがあったときなど、ネットではSNSなどを駆使していろいろな情報を収集したい。わざわざネットでNHKのニュース番組を見ることはないと思います」

 視聴者からどれくらい需要があるかということも含め、NHKのネット配信と受信料については、まだまだ議論を重ねる必要がありそうだ。

最終更新:7/10(月) 16:00
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