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女優が逮捕 グレーゾーンのカリビアンコムが摘発された背景

7/10(月) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 3月2日、元AV女優が、わいせつ電磁的記録等送信頒布ほう助容疑で逮捕された。同月9日には、この動画を配信していた無修正エロ動画配信サイト「カリビアンコム」の運営者のひとりも逮捕されている。同サイトは米国で運営されていたため日本の法律が適用されない、いわゆる“グレーゾーン”の業態だと指摘されていた矢先の逮捕劇だった。AVライターの尾谷幸憲氏がいう。

「カリビアンコムの逮捕は、これまでグレーゾーンだった無修正動画を今後は厳しく取り締まるという強い意思表示です。無修正を扱っていないAVメーカーでもモザイク処理を大きくするなどの対応が目立ってきており、業界全体が自粛モードになっている。特に無修正エロ動画は“見せしめ”のターゲットになりやすいのです」

「規制」と「抜け道」のいたちごっこが続く「無修正エロ動画」の世界。歴史は35年前、無修正の映像が「裏ビデオ」と呼ばれていた時代にまで遡る。その存在を世に知らしめたのが、1982年に発売された『洗濯屋ケンちゃん』だった。『アダルトビデオ革命史』の著書を持つライターの藤木TDC氏が解説する。

「1970年代後半にはすでにモザイクなしのビデオが存在していましたが、暗い内容の作品ばかりで評判があまりよくなかった。そんななか登場した『ケンちゃん』は、明るくコミカルな内容が受け入れられて爆発的にヒット。10万本を売り上げた」

 1990年代に入ると、裏ビデオは形を変えて復活したと藤木氏が続ける。

「それまでの裏ビデオは“モザイクなし”を前提に、半ばアマチュアの集団が撮影していた。しかし、バブル崩壊でAVメーカーの倒産が相次ぐと、モザイク処理をする前のテープが流出。有名AV女優たちの無修正動画が、“裏ビデオ”として流通し始めたのです」

 2000年代になると、日本の法律が届かない海外で作られたものが“逆輸入”されてくる。一時代を築いたのが在米企業の「Xオンエア」だ。日本のAV関係者から人気女優のモザイク処理前動画を買いつけ、DVDにして裏ビデオ店で販売した。その後、裏ビデオはDVDからインターネットに住処を移し、現在に至る。

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