ここから本文です

常に多忙を極めるジャパネットたかた創業者・髙田明氏「でも、つらいと思ったことはないんですよ」

7/10(月) 12:00配信

BEST TIMES

テレビショッピング等でおなじみのジャパネットたかたを創業し、現在ではサッカーJ2のクラブチーム「V・ファーレン長崎」の代表も務めている髙田明さん。様々な試練に立ち向かう中で、「つらい」と思った経験についてお聞きしたところ……

――前回、ネガティブなことを考えたりマイナス思考になったりしたことがないとお話しされていましたが、ということはつまり、人生でつらいと思った瞬間もなかったのでしょうか? 

 これも以前、半年くらい前でしたか、取材で質問をされて「ないですよ」ってお答えしたんですけど、その方も「何か一つでも」って食い下がるわけですが、「ごめんなさい、本当にないんです」と答えました。

 たしかに、人から見ればふつうではない、大変そうだ、つらそうだと思われる時期っていうのもあるんでしょうけれど……変わってるんでしょうね、わたしが(笑)。

 前にも言いましたが、わたしがジャパネットたかたにつながる仕事をはじめたのが25歳のときです。父母が長崎の平戸で「カメラのたかた」という写真館を経営していて、それを手伝いはじめました。何をするかっていうと、カメラの販売に加えて、観光で来た方の写真を撮って、現像して、それを売っていた。ホテルの宴会場で写真を撮ったり、観光地で記念撮影をしたりして、夜にプリントして翌朝、ホテルや旅館に売りに行くわけです。あの頃は、観光も盛んで仕事はたくさんあったんです。

 そのあと、「カメラのたかた」の支店を任されるようになるんですけど、これがまさに猫の手も借りたいくらいの忙しさだったわけですね。たとえば、佐賀県の嬉野市(うれしのし)の嬉野温泉というところが、支店から30分くらいのところにあり、ここに宴会写真の撮影に行っていました。でもね、ここが年に数回は雪が積もって、嬉野温泉に行くトンネルが通れなくなってしまう。だから武雄市のほうから迂回して嬉野にいくわけです。遠いですよ。夜に宴会の写真を撮って、迂回して戻って、朝にはもっていかないと売れません。写真が売れなければ、家族が養えない。

 朝5時くらいから子どもを三人抱えて、幸いなことに近くに妻の親がいましたから、預けて、妻とふたりで売りに出かける。どこまでも行きます。

 そんなことをやっていて、つらかっただろうと思われるんですけど、そうでもないんです。わたしとしては、やらなきゃいけないことをやっている。ただそれだけなんです。シンプルなんですよね。

 これは妻もそうでした。仕事をしだしたら夢中でね、目の前のことを一生懸命やる。人生のパートナーとしても仕事のパートナーとしても最高ですね。

 だから悩んで寝れなかったということもこれまでないんですよ。目の前のことに全力で打ち込める性格というのは、幸せだったなと思いますね。

明日の第八回の質問は、「Q8.髙田さんの考える地方の魅力とは?」です。

取材・文:BEST TIMES編集部 写真:中倉壮志朗

記事提供社からのご案内(外部サイト)

出版社ベストセラーズの編集者が作る「感情を揺さぶる」情報マガジン「BEST TIMESベストタイムズ」。