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DCG「グウェント」本間覚インタビュー 知られざる“ローカライズ“の裏側とは?

7/10(月) 19:32配信

KAI-YOU.net

「ハースストーン」の登場から盛り上がりを見せる、デジタルトレーディングカードゲーム(DCG)。

壮大な「グウェント」の世界

「ドラゴンクエストライバルズ」や「Faeria(フェアリア)」など、国内外で新たなタイトルが続々と発表されるなか、パブリックベータ期間にも関わらず、すでに多くのプレイヤーによる対戦が行われているのが「グウェント」だ。

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正式版のリリース前からここまで注目される理由は、タイトルの成り立ちにある。

本作は、オープンワールド型アクションRPGの人気作『ウィッチャー3 ワイルドハント』(以下、ウィッチャー3)のミニゲームが、単体のタイトルとしてリリースされたもの。「グウェント」単体に興味を持ちゲームを始めた人のほか、『ウィッチャー3』のミニゲームとして楽しんでいたプレイヤーも参戦していることが考えられる。

本作の日本マーケット全般を担当するのは、CD PROJEKT REDのジャパン・カントリー・マネージャーである本間覚さん。前職のスパイク・チュンソフト時代には、『ウィッチャー3』のローカライズを担当したことでも知られている。

本間さんには、「グウェント」の紹介をしてもらいながら、海外ゲームのローカライズ事情についても話をうかがった。

取材、文:杉山大祐 編集:ふじきりょうすけ

原作の存在とゲームシステムが特徴の「グウェント」

──まずは「グウェント」がどのような経緯で生まれたのか教えていただけますか。

本間 「グウェント」は、もともと『ウィッチャー3』に登場するミニゲームでした。ゲームは一人プレイ用のため、プレイヤー同士が対戦することは想定していなかったのですが、一部のファンがデータを抜き取り、有志で「グウェント」の対戦サイトを立ち上げてしまうほどの人気ぶりだったようです。

権利物を勝手に利用しているため、開発元としては当然ながら容認することは難しかったのですが、対戦の需要に応えるために単体でも遊べるようにしたのが本作です。

プレイヤー同士で対戦させるにあたり、e-Sportsも視野に入れてのゲームバランスの調整が必要でした。また基本プレイは無料としながら、カードの入手に課金してもらうべく、コレクション要素を高める必要もありました。

ゲームバランスについては、現在の「パブリックベータ」期間(誰でも参加できるテスト期間)を通じて、プレイヤーの皆様からフィードバックをいただき、調整を続けています。

──現在さまざまなDCGタイトルが出ているなか、「グウェント」の特徴はどのようなところにあるのでしょうか。

本間 一つ目に挙げられるのは、原作があることです。「ウィッチャー」シリーズは、世界的な人気があるRPGフランチャイズです。

日本での「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエスト」と言えば伝わるでしょうか。シリーズ累計2500万本以上を販売しているので、非常に多くのプレイヤーに知られているのが強みでしょう。

「グウェント」のカードにあるフレーバーテキストやグラフィックは原作の世界観に忠実なので、知っているプレイヤーほどニヤリとできるつくりにもなっています。

──ストーリー背景も重厚ですが、ゲームシステムも既存のカードゲームとは異なる点が多いですね。

本間 既存の多くのカードゲームには、カードを出す際にはコストの概念があります。しかし、「グウェント」にはそれがありません。

1ターンごとに使用できるマナが増え、だんだんとコストの消費がより大きく、より強力なカードが出せるようになるゲームが多いと思いますが、「グウェント」の場合はいきなり強いカードが出せるし、弱いカードも出せるわけです。

そうした古くから続くゲームシステムの概念から脱線できたことは、大きな特徴でしょう。

グウェント ウィッチャーカードゲーム | 公式ゲームプレイトレーラー

──なるほど。そのほか「グウェント」ならではのシステムはありますか?

本間 3ラウンド制の採用も、おもしろいゲームシステムだと考えています。3ラウンドのうち、2本先取で勝利する仕組みですが、2連勝できることは珍しく、むしろ「賢く負ける」ことが最終的な勝利をもたらすゲームです。

本作では、試合中に手札を増やす機会があまりないため、相手より1枚でも多くのカードを持っていることが有利になります。

たとえば、1ラウンド目に勝てたら、2ラウンド目は相手にできるだけ多くのカードを出させて手札を少なくし、有利な状態で3ラウンド目に突入させるという考え方がありますが、果たしてそれが最適解なのかというと、そうでもないこともあり、駆け引きがおもしろい作品でもあります。

──能力、もしくはグラフィック面で1番お気に入りのカードは何ですか。

本間 現在はパブリックベータで、たくさんの方に遊んでいただくなか、強すぎたり、弱すぎたりする能力を調整する期間です。そのため、能力の観点でお気に入りをあげるのは難しいですね。

本間 個人的には、愛着があるという意味で、『ウィッチャー3』で非常にフォーカスをあてられたキャラクターの「シリ」が好きです。

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最終更新:7/10(月) 19:32
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