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自分らしいブレない生き方/桐島かれん [おとなスタイル]

7/11(火) 10:00配信

講談社 JOSEISHI.NET

この春、玉川高島屋S・Cに自身がディレクターを務めるショップ「ハウス オブ ロータス」をオープンした桐島かれんさん。モデルをはじめた学生時代、4人の子育てに追われていた時代を振り返りながら「ハウス オブ ロータス」オープンに至るまでの日々について語っていただきました。

40代前半まで、自分の時間はゼロでした

ひとりの時間なんて――長い間なかったです。
29歳から3年おきに4人の子を出産しましたから、12年間は授乳しているか妊娠しているかのどちらかで。40代前半までは、寝かしつけや学校の送迎など、子どもの世話だけで忙しく、自分のための時間を求めることもありませんでした。

試しにベビーシッターを頼んだとき、ようやく手に入れたひとりの時間で何をしたかというと……週刊誌を買って近くの喫茶店に行き、コーヒーを啜りながら1時間だけむさぼるように読んだんです。あのときは涙が出るぐらいうれしかった! それほど、ひとりになる時間は貴重でした。

好きなように生きたいと思っても、目の前のすさまじい現実に振り回されて、10年、20年があっという間に過ぎてしまう。女の人にはそんなところがあると思います。

私は高校生のときから、画家かファッションデザイナーといったクリエイティブな仕事に就きたいと思っていました。大学を中退し、アートとファッションデザインを学ぶための専門学校に通い始めましたが、学費稼ぎとして始めたモデルのバイトから、ずるずると芸能界に引きずり込まれて……。音楽や演技の仕事はエキサイティングではありましたが、本当にやりたいことは違う、というモヤモヤとした気分が絶えずありました。
そのときには「何がしたいのか」はっきりわかっていなかった。でも、いつか絶対にその「何か」を始める――。そういう根拠なき自信だけはあったんです。

自分が本当にやりたいことって、自分の中に眠っているものなのです。そして自分の軸さえしっかりとあれば、長い人生の中でいろいろなステージがあったとしても、自分らしいブレない生き方ができる、そんな気がします。

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