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ビヨンセがユニセフと組んでブルンジに安全な水を提供

7/11(火) 21:58配信

オルタナ

米国出身の世界的な歌手で人道活動家でもあるビヨンセ氏はこのほど、ユニセフ(国連児童基金)とパートナーシップを組み、飲料水などの水不足で危機的状況にある東アフリカの内陸国ブルンジを支援するプロジェクトを始めた。具体的には「BEYGOOD 4 BURUNDI(ビー・グッド・フォー・ブルンジ)」と命名したプロジェクトを立ち上げ、支援が最も届きにくいブルンジの地域で暮らす人々に、安全な水や衛生環境を提供する。(吉田 広子:オルタナ副編集長/Sustainable Brands Japan)

ブルンジでは安全な水へのアクセスが限られている。ユニセフによると、子どもたちは安全ではない水を飲まざるを得ず、体力が低下し、栄養不良に陥り、汚れた水を起因とする病気に罹りやすくなるという。これらは5歳未満児の主要な死因だ。

子どもたちは、井戸を探して何キロも歩くことを強いられるため、学校に通えない状況もある。水汲みは女の子が担うことが多く、その道程で襲われる危険にも晒されているという。

ビヨンセとユニセフのプロジェクト「BEYGOOD 4 BURUNDI」では、第一段階として、手押しポンプ付き井戸の建設や衛生教育を行う。ルタナ州とルイギ州の4つの優先地域では、学校の水と衛生施設の改善も行う。

これらの村落では、子どもたちが慢性的な栄養不良に陥り、65%以上の人々は安全でない水源を使用しているという。子どもたちや家族は、水汲み場までの長い距離を歩くが、水源に辿り着いたとしても、水が得られる割合は極端に低いという。

ビヨンセ氏は2013年の「The Mrs. Carter Show」ワールドツアー期間中に、慈善事業として「BeyGOOD(ビー・グッド)」を設立した。今回新たに立ち上げたBEYGOOD 4 BURUNDIのウェブサイトでは、この計画に賛同する人々から募金を集めるほか、チャリティTシャツなども販売している。

ビヨンセ氏は「安全な水へのアクセスは基本的人権。子どもたちに安全な水を提供することは、命を守るだけではなく、健康や教育、そして明るい未来を提供することにつながる。ブルンジの水の危機に対して、持続的な解決を推進するために力を注いでいく」とコメントしている。

米国ユニセフ協会のキャリル M. スターン会長兼CEOは「このパートナーシップは、ブルンジや世界各地の子どもたちに安全な水を提供するべく、ユニセフが何十年にもわたって積み上げてきた専門性と、社会変革をもたらす影響力のあるエンターテインメント業界の力が融合したもの。危機的課題をさらに多くの人々に知ってもらうために、『BeyGOOD』とのパートナーシップに感謝している」と述べている。

「サステナブル・ブランド ジャパン」より転載

最終更新:7/12(水) 11:10
オルタナ

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