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生活研究家がアドバイス。お盆の帰省で「気づかうべきこと」とは?

7/11(火) 17:20配信

OurAge

「季節の行事のすごし方や、親戚・ご近所とのおつきあい。恥ずかしくなく普通に暮らすため、カジュアルな決まり事を覚えましょう」とは、生活研究家の阿部絢子さん。これから迎える、お盆のしきたりについて、話してくれた。

◆お盆の帰省では、帰省する者も迎える者も負担のないよう気づかう

「お盆は、仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)から由来していると思われがちですが、仏教伝来以前から古い信仰による盆行事があったといわれます。それによれば、盆は祖霊を御霊として祭るだけでなく、生き御霊として健在である親に、魚を贈ったりする行事もあったそうです」

七月あるいは八月の十三日から十六日までの盆行事は、正月行事と並び、民間では大事な行事だったという。
「年中行事の中でも正月行事と並ぶ大切な行事ですから、正月に故郷に帰省することと同様に、故郷から遠く離れて暮らす家族は、祖霊祭りに参加する、親のご機嫌を伺うなどの意識から盆帰省が当然だったのです」

しかし近年では、夏休みとも重なり、祖霊祭りや親のご機嫌伺いというよりは、夏休みの家族旅行意識が強いよう、と阿部さん。
「それも、子どもが小さいときだけで、高校生くらいになると家族旅行などは疎ましくなりますから、盆帰省として、家族一緒の旅行もしなくなるようです。小さいときだけとしても、迎える側からすれば、気遣いはもちろん、金銭的にも大変です」

実家とはいっても、宿代わり、甘え放題というのでは困る、とも。
「迎える側への配慮を十分に考えることが必要です。おみやげだけではなく、手伝い、あと始末、片づけなどを積極的に行うことです。

友人は年老いた親のところに孫まで連れて帰省するときには、参加した全員が合宿のように過ごし、親はもちろん弟家族にも負担がないように、最後には布団干し、掃除、ゴミの始末まですべて終えてくる、と話していましたが、それが本来の帰省だと、私は思いました」

家族大勢で押しかけるだから、金銭的な提供を申し出たり、労働を請け負ったり、自宅で過ごすのと同じように考えること。

「それが、帰省するほう、迎えるほうどちらの気持ちも負担が少なく、お互いが心地よく過ごせると思います」

最終更新:7/11(火) 17:20
OurAge