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【旅たび、ゴルフのちょっと“ラフ”な話】 なぜ、ゴルフ場は「18ホール」なのか?

7/11(火) 15:30配信

旅行読売

 なぜ、ゴルフの1ラウンドの基準が中途半端な数字「18ホール」なのか? ヤード・ポンド法の「12進法」とも関係は無い。一体、どうして「18」なのか?
 実は、初期のゴルフコースのホール数はまちまちだった。5ホールのコースもあれば14ホール、25ホールなどというものもあった。当時のゴルフ競技はスコア合計を競うストロークプレーではなく、ほとんどがホールごとに勝敗を決めるマッチプレーが中心。つまり、コースとの戦いではなく、プレーヤー同士の争いだったためホールの数はそれほど重要ではなかった。
 「18ホール」が基準となった理由は諸説あるが、やはりゴルフの聖地であるセント・アンドリュース由来説が有力。当初は12ホールだったが、その後、改良が重ねられ、スタートホールと最終ホールを除く10ホールで1つのグリーンに2つのカップを切るなどして22ホールとなっていた。しかし、コースには市の土地(借地)が含まれていたため、1764年に市が住宅用地転用を理由に一部返還を求めた。そこで2つのグリーン、つまり4ホール分の土地を返却したため18ホールとなった。
 
 そして、1834年にセント・アンドリュースが英国王室ウイリアム4世から「ロイヤル(王室公認)」の称号を授けられたことで、この数字が模範となっていった。
 また、1872年に創設された全英オープンは、セント・アンドリュースを含む3コースが毎年交代で会場となった。大会は36ホール以上という条件で行われ、12ホールだったプレストウィックでは3ラウンド、9ホールのマッセルバラでは4ラウンド。そんな中、2ラウンドで終結するセント・アンドリュースが最も評判が良く、以後、18ホールを真似るコースが増えてきた。
 一方、こんな説もある。「1ホールを終えるごとにウイスキーをグラス1杯ずつ飲んでいくと、ちょうど18ホールで空になるから」というもの。グラス1杯もゴルフの1打も“ショット”というのはそこから来ているという。

スポーツライター・古賀敬之

最終更新:7/11(火) 15:30
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