ここから本文です

負ければクビの前例あり。男子バレー中垣内監督が早くも正念場の戦い

7/11(火) 11:33配信

webスポルティーバ

 今年度初めての国際大会であるワールドリーグを、中垣内祐一監督の途中合流という異例の形で戦ったバレーボール全日本男子。首尾よくグループ2で準優勝という成績を残し、ひとまずは上々のスタートを切ったが、早くも正念場がやってくる。7月12日から開幕する、世界選手権アジア予選だ。

【写真】男子バレーを盛り上げた『NEXT4』

 前回の2014年大会は、全日本史上初の外国人監督であるゲーリー・サトウ氏が率いて予選を戦い、韓国に完敗して出場権を逸した。本来は「リオデジャネイロ五輪まで」という契約だったにもかかわらず、事態を重く見た日本バレーボール協会はサトウ氏を急遽解任し、南部正司氏へと監督を引き継いだのである。

 1960年に初めて参加して以来、日本の世界選手権出場が途切れたのは初めてのことだった。それだけに、協会は出場権を逃したことを見過ごせなかったわけだが、4年計画で見ていたはずのサトウ氏を解任したことについては、かなり異論もあった。

 中垣内監督も世界選手権出場権を逸した場合、就任当初に”いろいろあった”だけに、「サトウ氏だってクビにしたのだから、解任せよ」という声が出てくることも考えられる。今大会で出場権を獲得できるか否かが、ガイチジャパンにとっての”試金石”となる。

 サトウ氏は、日本が世界選手権に連続出場していたことや、(自分のクビがかかった)大切な大会だということも知らなかったと語っていた。だが、中垣内監督にその釈明は通用しない。これまでも、「新生全日本」として若手中心で戦いながら、世界選手権予選だけはベテランを呼び戻して安全に出場権を獲りにいった例はいくつもあった。

 今大会も、本来は昨年までの主将、清水邦広を呼び戻す予定だった。しかし清水は昨季リーグ中に痛めた足首が、5月の黒鷲旗全日本男女選抜大会で再び悪化したため、招集に応じられないという。

 そのため、かつての全日本メンバーである大竹秀之のジュニア・大竹壱青がオポジット候補の最右翼だが、中垣内監督は「トランジションアタック(スパイクレシーブからのアタック)の決定率が非常に悪い」と苦言を呈す。つまり、こちらにサーブ権がある時の連続得点のチャンスが活かせないということだ。

 当の大竹は、全日本デビューを飾ったワールドリーグについて「ここで決めなくてはと緊張しすぎて、思ったようなプレーができない場面があったので、そこは修正していきたい。試合前にはモモクロを聴いて気分を上げています。世界選手権予選の前も聴くと思います」と、反省しつつも前を向く。

1/2ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
4月13日発売

定価 本体1,472円+税

フィギュア特集
『羽生結弦 平昌への道』
■ヘルシンキの激闘
■宇野昌磨、本田真凜ほか