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『ジョン・ウィック:チャプター2』きっとキアヌに惚れ直す! ボッチな殺し屋ジョン・ウィックのその後。 [with]

7/11(火) 12:01配信

講談社 JOSEISHI.NET

亡き最愛の妻か残した飼い犬を殺された元殺し屋が、復讐してるうちにマフィア組織を壊滅させてしまうという、確かにひどいがここまでやってまったらあとあと困るんでは…展開という展開が話題を呼んだキアヌ・リーブス主演の『ジョン・ウィック』。

いよいよ公開の『ジョン・ウィック:チャプター2』はその直後から始まります。静かな暮らしだけを求めていたジョンですが、やっぱりやりすぎちゃったツケが来る、だから言わんこっちゃないという流れで、今回はヨーロッパまで遠征するハメになります。

さてこのシリーズの魅力は、なんといってもキアヌの存在感、その一言につきます。実父に捨てられ、離婚と再婚を繰り返す母とともに世界中を転々とした幼少期、周囲に理解されずに転校を繰返した高校時代。恋人は流産の上に事故死し、白血病で闘病する妹を支えるという薄幸ぶり。筋金入の千葉真一ファンで、無類のラーメン好きというオタ気質。ギャラのほとんどを寄付してしまい、ホームレスと話し込んでるとか、公園でハトにエサをやってる姿とかばかりパパラッチされる質素な暮らしぶり。『マトリックス』で一世を風靡した大スターとは思えない、セレブな暮らしとは無縁の浮世離れ感。仏教徒。そんなキアヌ自身のキャラクターが、そのままジョン・ウィックという存在の、変人ぶり、孤独、ブチ切れぶり、アクションなど説得力になっています。

そしてもちろん本作も、前作に負けない面白さ。っていうか「ジョン・ウィック、大丈夫?心配!」と思わせるラストの“ぼっち感”は、キアヌ自身と共鳴してものすごーくいい。前作でキアヌにすっかり惚れ直した私(←孤独な男が好き)ですが、さらにさらに大好きになってしまいました。ちなみにwith読者にはどうでもいい“オタねた”だとは思いますが、もしかしたら今後、キアヌ(ていうかジョン・ウィック)を唯一助けてくれる人になるのかも……なキャラクターとして、ラリー・“モーフィアス”・フィッシュバーンが登場するのも、『マトリックス』ファンにとってはツボです。知らなくても十分楽しめます。もちろん。


『ジョン・ウィック:チャプター2』 全国ロードショー公開中!

文/渥美志保