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『い・ろ・は・す』の採水地って、どこか知ってる?

7/11(火) 12:12配信

@DIME

飲み終わったあとにボトルをしぼることで有名な「い・ろ・は・す」。ペットボトルの水を買ったときに、「これはどこの水なのだろう?」と考えたことはあると思います。今回はい・ろ・は・すの採水地のひとつである富山県砺波市はどんな場所か、そしてどのような水が使われているのか確かめてきました。

■地産地消の食材が使われている「農家レストラン大門」

新高岡駅から車で約8分の場所にある「農家レストラン大門」では、この土地の水で育てられた野菜、そしてこの土地の水で作られた料理が提供されています。

ここは明治30年に建てられた「枠の内」造りのアズマダチ家屋を改装したレストラン。「アズマダチ」のほとんどが正面を東向きに作られていることからこの名前がつけられ、金沢の武家屋敷をモデルに農家型住宅として発展したと言われています。

建物の周りは屋敷林で囲まれ、さらにその周りには水田が広がっています。水田には透き通った水が使われていて、全体を眺めると雲が映っていました。

「村」といえば、近い場所に集まっている「集村」を思い浮かべると思いますが、砺波平野では農家にとって便利な「散居村」という集落形態で、建物は散らばっています。そのため、隣の建物まである程度の距離があります。

店内は木や畳が使われていて、落ち着いていながら華やか。花や飾りから和を感じられます。赤く光っている飾りは「夜高祭(よたかまつり)」に使われる行燈山車で、存在感がありました。

たまごを寒天で閉じた「ゆべす」、サトイモの茎の部分を使用した「ずいき」の白和え、丸髷の形をした手延べそうめん、野菜をゆでて味噌で味付けした「よごし」など、この土地の健康的な伝統料理が楽しめます。知らない名前の料理ばかりですが、どれも食べやすく、上品な味がしました。こだわりの食材で丁寧に作られた料理を食べると、健康へのモチベーションがあがります。

こちらの料理には軟水が使われています。軟水は和食向けの水で、ふっくらした、みずみずしいお米を炊くことができ、昆布からはうまみのあるダシを抽出できます。ちなみに硬水は洋食向けの水で、肉のアクが出やすく、パスタの麺にコシが出ます。

■白山国立公園の桂湖で水に触れる

農家レストラン大門から車で約50分のところに白山国立公園の桂湖があります。今度は「い・ろ・は・す」で使用している砺波の水源地の水を間近で見るために、カヌーに乗りました。カヌーは1艇2時間で、3240円からレンタルすることができます。1艇に乗れる人数は、2~3人。桂湖にはカヌーが体験できる場所以外にも、キャンプ場やコテージがあります。

カヌーに乗るときに水のなかに落ちてしまうことがあるそうで、安全な乗り方を教えてもらいました。まず、座席の後ろ側と橋の上にパドルをのせます。そして、腕に体重をかけ、慎重にボートに乗り込んで、座席に座ります。

桂湖は緑に近い青色で、波が太陽に反射してきらめいていました。景色がよく開放感があり、空気が澄んでいて癒されます。

水のなかに手を入れても透明度が高く、はっきりと指が見えます。水はほどよい冷たさで、しばらく手を入れていたくなる柔らかさでした。

温かくなってから暑くなるまでの季節は気温がほどよく、虫もあまりいないのでカヌーに最適な時期ですが、それでも漕いでいると喉が乾いてきます。体を動かした後に飲むい・ろ・は・すは、いつも以上においしく感じられます。

■い・ろ・は・すが飲みやすい理由

水は大きくわけで“硬水”と“軟水”がありますが、水1リットルに含まれているミネラル硬度120mg未満が“軟水”、120mg以上が“硬水”と決められています。「硬度」とは、水に含まれているカルシウムとマグネシウムの含有量のことです。

硬水はミネラルを補うことができ、軟水はまろやかで飲みやすいというメリットがあります。い・ろ・は・すは軟水が使われているから、飲みやすいのかもしれません。

■北陸コカ・コーラ砺波工場を見学

い・ろ・は・すの採水地は全国に6か所ありますが、北陸コカ・コーラ砺波工場の「い・ろ・は・す」製造工程を見学しました。今回はメディア向けの見学で、普段は入ることができない場所になっています。

い・ろ・は・すは採水・ろ過・加熱殺菌されてからペットボトルに詰められます。まず、地下に流れる天然水が工場で汲み上げられ、超微細フィルターをいくつか通過して不純物が取り除かれます。そのあと高圧状態にして水を加熱することで、数秒間で殺菌が行われます。

この写真は普段見るペットボトルになる前の原型で、コンパクトで厚みがあります。かさばらないので、要領よく工場に運ぶことができそうです。次の段階では、ブロー成型で高圧の空気が送られ、金型に入れられて膨らまされます。

膨らまされたペットボトルは殺菌・洗浄され無菌空間装置内で水が入ります。キャップを閉めるまで、すべて同じ装置内で行われているそうです。

水が詰められたボトルに、次々とラベルが貼られていきます。ラベルははがしやすいように、ノリ付けが工夫されています。最後には内容量や賞味期限などに誤りはないか、目視でチェックされてから箱詰めされます。

い・ろ・は・すの採水地、富山の砺波平野は自然が豊かで、昔ながらの伝統のある、すばらしい土地でした。生活に身近な商品でも、意外とよく知らないもの。商品について深く知ることで、数多くのブランドのなかから特定の商品を選ぶ理由が生まれます。そして、自分にとって最適な商品を選べるようになり、より満足度の高い買い物が楽しめるはずです。

取材・文・撮影/あみれ

@DIME編集部

最終更新:7/11(火) 12:12
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