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代理人はサッカー界の「悪」か? 伊紙の調査で6割超が否定的な見解

7/11(火) 6:00配信

SOCCER DIGEST Web

代理人制度廃止は現実的ではないが…。

 6月中旬にミランGKのジャンルイジ・ドンナルンマが契約延長オファーを断った際、サポーターは選手同様にミーノ・ライオラ代理人を強く非難した。現地時間7月10日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、多くの人が代理人の存在を否定的に評価しているようだ。
 
 ガゼッタ紙の調査によると、サッカーファンでない人たちも含め、回答者の63%がこの10年間で代理人の影響力が増したと回答。「変わらない」と「分からない」が16%ずつ、減少したとの回答はわずか5%と、多くが代理人の影響力の大きさを実感していることが分かった。
 
 ライオラ代理人はフランス代表MFのポール・ポグバが昨夏、ユベントスからマンチェスター・ユナイテッドに「史上最高額移籍」を果たした際、計4100万ポンド(約57億4000万円)もの多額の手数料を手にしたことが知られている。このケースのみならず、代理人の手数料は以前と比べて高騰を続けているのが現状だ。ライオラと並びサッカー屈指との敏腕エージェントと評されるジョルジュ・メンデスも、1回の移籍市場で1億ユーロ(約120億円)以上を稼ぐと言われている。
 
 手数料が上がれば、移籍金や選手のサラリーも上がる。近年は移籍金のクラブレコードが頻繁に更新されてきた。イタリア・サッカー連盟のカルロ・タベッキオ会長は先日、高騰を続ける手数料に対して否定的な見解を示した。
 
 今回の調査でも、「代理人は選手を差し置いて自分の富を狙っているか」との質問に、62%が「イエス」と回答。「ノー」は23%にとどまった。代理人が自分たちの利益のために手数料を吊り上げているというイメージが広がっているようだ。
 
 当然、「代理人の仕事はサポーターの損害となっているか」、「サッカーのシステムを弱体化させているか」という質問でも、それぞれ58%、51%と半数以上が「イエス」と回答。結果、「現在の代理人への評価」は、「ネガティブ」が62%と、「ポジティブ」の19%に大きく差をつけた。
 
 だが、現代サッカー界で代理人というシステムを禁止するのは現実的でないだろう。ただ、不当な代理人と良識ある代理人が存在するのは、複数の有名代理人も認めているところ。ガゼッタ紙は、「明確な規則と模範的な罰則を設けるほうが、よりシンプルではないか」との見解を示している。

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最終更新:7/11(火) 6:00
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