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大分県の豪雨災害で活躍した「レッドサラマンダー」とは?

7/11(火) 9:03配信

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7月5日から6日にかけ、総降水量370mmに上る記録的豪雨で孤立した大分県日田市の山間集落住人の安否確認のため、総務省消防庁からの指令で1台の緊急救援車両が現地に投入されました。

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その車両とは、東日本大震災の教訓から、日本のほぼ中央に位置し、東西のどちらにも出動しやすい、愛知県の岡崎市消防本部に配備された「レッドサラマンダー」。

一般の車では走行できない荒れ地や津波などで浸水した場所でも走破可能な、全国にたった1台しかない特殊車両で、消火活動や災害救援活動を担う「全地形対応車」。



2013年3月末に岡崎市に配備されて以降、大規模災害による被災地への出動は今回が初めてだったそうです。

総重量は約12トンで、最高速度は50km/h。ガレキの上や1.2mまで浸水した場所でも走行可能で、最大0.6mの段差や、幅2mの溝も乗り越えることができるそうです。



2両編成で操縦席を備える前方車両に4名、物資や人員搭載スペースを持つ後方車両に6名乗車可能で、最大で4.4トンの荷物を積載可能。

全長8.7m、全幅2.3m、全高2.7mで、総排気量は7,240cc。前後分離構造になっており、輸送機による空輸搬送も可能といいます。



無線通信機器や、災害現場で必要な発電機、医療用器具などを装備した水陸両用車で、水中ではキャタピラの回転により前進。7月7日朝に現地に到着した「レッドサラマンダー」は孤立集落を巡回し、住人の安否確認や救出に威力を発揮した模様です。



同車両は特殊車両の製造を手掛ける「ST Engneering」社が製造、消防車の製造・販売を手掛ける「モリタ」が日本における販売を担当しているそうで、正式な商品名は「ExtremV」。車両価格は1.1億円/台と、ほぼ消防用の「はしご車」並み。

山間地に囲まれ、地震や水害など、何かと災害の多い日本で活躍が期待される頼もしい国防車両といえそうです。

(Avanti Yasunori)

最終更新:7/11(火) 9:03
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