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浴衣に自信 優雅に見える夏の所作とマナー

7/12(水) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 知っているようで意外に知らないのが、和装の所作。夏は浴衣を着てお祭りや花火大会に行く人も多いでしょう。夏の和装で心得ておきたいことについて、マナーコンサルタントの西出ひろ子さんに伺いました。

■女性は丈を長めに 歩き方、しゃがみ方に気を配って

 日本には、祝儀袋やふろしきといった「包む文化」、水引などの「結ぶ文化」があります。体を包み、帯で結ぶ着物(和装)も、まさに日本文化そのものです。また、和の所作とは相手に対する敬意や思いやりが込められたものでもあります。今年4月に放送されたドラマ「女の勲章」(フジテレビ系列)で和装や水引が登場するシーンがありましたが、「個々の所作によって相手への敬意を表現したい」という監督の思いをくみ、女優さんたちに所作とマナーの指導を行いました。
 日常で着物を着る機会が少なくなった現代ですが、近年は気軽に和装を楽しもうという動きもあります。中でも、気軽に着られる夏の浴衣は、男女ともに年々人気が高まっているようです。浴衣で花火大会を楽しむカップルの姿も目にすることが多いですね。
 ただ、普段着慣れていない分、知らず知らずにふさわしくない着方や動作をしないよう気をつけたいものです。浴衣はもともと下着、寝巻き、湯上がり着といった格のものなので、着て外出する際には留意したいマナーがあります。
 例えば素肌ではなく肌じゅばんなどを身につけ、補整も入れて形を美しく整え、外出着としてふさわしい着こなしをしましょう。
 次に、浴衣の丈です。女性はくるぶしが隠れる程度の長さにすると上品で、それよりも短いと子どもっぽい印象になります。男性は、くるぶしにかかる程度が一般的です。浴衣を選ぶときは、女性は身長と同じか、3センチほど長めのものを、男性は身長より30センチほど短い丈を目安にするとよいでしょう。「女性は、おはしょりを作るため長めのものを選びましょう」(全日本きものコンサルタント協会会員・下玉利礼法きもの教室講師の下玉利洋子先生)
 細く見せたいからとウエストを締め過ぎては美しく着ることができません。着物を着るときはAラインにならないように気をつけます。男性は「着物は腰で着る」といわれています。浴衣も同様ですので、腰でしっかりと帯をしめると格好がいいです。
 歩き方は、女性は内股にすることを意識しすぎると、体全体が左右にくねくねしてしまいます。歩くときはがに股にならないよう、一本の線の左右をまっすぐ歩くようにすると美しいといわれています。
 歩きにくいときは、両膝を軽く外側に向けて一度中腰になると、帯から下が崩れずにゆるくなるので、歩きやすくなります。ぜひ一度、試してみてください。
 金魚すくいをしたり、ものを拾うためにしゃがんだりするときは右足を半歩後ろにひき、頭から腰はまっすぐの姿勢で、腰を下ろしていきます。戸外であれば右膝は地面にはつけませんが、室内であれば床につけたほうが安定するので安心です。

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最終更新:7/12(水) 7:47
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