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「ワタナベ芸人」が次々ブレイク 独自の育成術に秘密

7/12(水) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 平野ノラ、ブルゾンちえみ、サンシャイン池崎など、2017年のブレイク芸人ランキング(調査の詳細は「ブレイクした芸人、1位カズレーザー 2位古坂大魔王」をご覧ください)で勢いを見せつけたワタナベエンターテインメントに所属の「ワタナベ芸人」たち。「ブレイク」や「好き」に限らず、「嫌い」や「消える」でも順位を上げたり数を増やしており、それは今、彼らがいかにお笑い界をにぎわせているかを物語る。


 ランキングに名前がない面々であっても、ネプチューン、ロッチ、バービー、澤部佑(ハライチ)など、ワタナベ芸人にはバラエティーに欠かせないメンバーがひしめき合っている。MC陣も多彩。『シューイチ』(日本テレビ系)の中山秀征、『ひるおび!』(TBS系)の恵俊彰、『PON!』(日本テレビ)のビビる大木、『5時に夢中!』(MX)のふかわりょうなど、各局の看板番組を担う顔ぶれが勢ぞろいだ。

 好調の背景にあるものは何か。そこにはバラエティー番組におけるある変化と、ワタナベの社風が関係していそうだ。

 あばれる君や平野ノラを担当するワタナベエンターテインメントの阿萬文則氏は、こんなことを打ち明ける。

 「一昔前に比べると、若手がやりやすい状況になっている。平野ノラやブルゾンちえみをすごくフォローしてくれたり、他事務所の先輩芸人さんがみなさん、優しいんです」

 今もないわけではないが、確かに90年代までは芸能事務所間の競争が激しかった。そんな時代はいつしか終わり、テレビを取り巻く環境も大きく変化。そこでお笑い芸人たちが一致団結しなければならなくなった事情もあるだろう。新しいスターが従来のような対立構造の中から生まれるのとは異なる形で登場するようになったのだ。

 ひな壇を中心とするトークバラエティーの変化も影響していそう。少し前までは、互いに分かりあっている者同士がトークのパスを出し合っていたが、やがてそれは予定調和化し、飽きられるように。チームとしてのノリよりも個人の魅力を伝えることに力点が置かれるようになってきた。その結果、芸歴も事務所も関係なく「人として面白ければアリ」になり、人間力が立った芸人を多数擁するワタナベ芸人の躍進につながったと考えられる。

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最終更新:7/12(水) 7:47
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