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堀江貴文が語る、民間企業がイチからロケット開発をする難しさと宇宙ビジネスの未来

7/12(水) 8:10配信

ライフハッカー[日本版]

インターステラテクノロジズ株式会社 ファウンダーとしてロケット開発に携わる堀江貴文氏。現在はサウンディングロケット(弾道飛行を行う観測ロケット)「MOMO」を開発中です。宇宙飛行士を目指すタレント・黒田有彩が迫りました。

【画像】堀江貴文が語る、民間企業がイチからロケット開発をする難しさと宇宙ビジネスの未来

『宇宙旅行とは人類の夢である』ーそう言っても過言ではないのではないでしょうか。タレントとして宇宙飛行士を目指している私は、とてもとても宇宙に行ってみたくて、宇宙旅行が当たり前にできる日を心待ちにしています。そんなワクワクする未来を作ろうとしている国内外の多くの宇宙ベンチャー企業の活躍が、スマートフォンのニュースで毎日のように流れてくる時代になりました。

こんな時代になったのは、もちろん、ただただ心待ちにしているだけではない人たちがいたから。2005年、宇宙事業に参入することを発表した堀江貴文氏。当時高校生だった私は、「え!?本当に!?そんなことできるの!?」と目を丸くしながらニュースを見たのを覚えています。

2006年にロケットエンジンの開発をはじめ、それから約10年。現在、堀江氏がファウンダーを務めるインターステラテクノロジズ(以下IST)は、ロケット打ち上げ実験を重ね、サブオービタル(高度100km以上、つまり“宇宙空間”まで打ち上げること)を目指しています。

この10年は、一体どんな軌跡だったのでしょうか。民間でロケットを開発するということ、それを通して堀江氏が感じられたことを取材しました。取材場所は、ISTの東京事務所。たくさんの工作機械、工具、材料、そして実際に何やら作業しているお兄さんが…。

IT長者が当然のように宇宙に興味を持ち、競争しているアメリカ

黒田:ここで本当にロケットを作っているんですね!

堀江:そうなんですよ。もちろん射場のある北海道の大樹町にも工場や実験場がありますけど、この東京でも作業しています。

黒田:アメリカではIT経営者が宇宙ビジネスに参入しているニュースをたくさん聞きますが、日本では民間ロケット開発をしているのはISTだけですよね?

堀江:うちだけですね。みんなもっとやればいいのに(笑)。実際にロケットを作って飛ばすにはお金は必要ですし、何をしたらいいかわからないという人が多いんでしょうね。 1990年代までは国がお金を出すかたちで宇宙産業が行われていました。政府から発注をされていた三菱重工(H2Aロケット、H2Bロケットなどを開発)や、IHIエアロスペース(イプシロンロケットなどを開発)のような会社しかロケットの開発はできなかったわけです。それはアメリカも同じでした。 また、ロケットの技術はミサイルにも使われます。技術的に難しく、お金もかかり、その上安全保障上の問題からも、そういう会社以外は事実上できなかったんですよ。でもその均衡が崩れてきました。それは技術を国外輸出して商売にしてしまおうというアメリカ的な動きによるものです。それが、民間宇宙利用のはじまりでした。

アメリカではIT長者のような人が当然のように宇宙に興味を持っていて、今のような動きになって競争していますが、日本の場合、おそらくそういう人たちはテクノロジーやサイエンス、宇宙に興味がないじゃないですかね。別荘を買うとか、そういう方向にいっているんじゃないでしょうか。

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