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ワシントン・ポスト、分散型対応の新メディアをリリース:デザイン重視で差別化を図る

7/12(水) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

ワシントン・ポストといえば、まず思い浮かぶのが、受賞経験のあるジャーナリズムだろう。だが、同紙がいま考えているのは、ミレニアル世代の女性向けに立ち上げた、分散型対応のメディアブランド「リリー(The Lily)」をデザイン性で、群を抜く存在にすることだ。

6月12日にローンチしたリリーは、まずはオリジナル記事やワシントン・ポストの記事をリパッケージしたコンテンツをミディアム(Medium)やFacebook、インスタグラムやTwitter経由、そして週2回のeメールニュースレター「リリーラインズ(Lily Lines)で配信していく。

デザイン重視の編集方針

リリーのエディター、エイミー・キング氏は、元ワシントン・ポストのフィーチャーデザイナーで、いまはリリー担当の新規制作チームのメンバーだ。彼女の正式な肩書はエディターかもしれないが、彼女自身は自分を「クリエイティブディレクター」と称している。

最近では、自社サイトをもたない分散型オンリーというアプローチをとるパブリケーションも一般化しているが、SNS環境が飽和状態のいま、リリーにとって重要なのは強力なデザイン戦略を持つことだと、キング氏は話す。メディアタイトルに親ブランドを感じさせない(たとえば「ワシントン・ポスト ウーマン」とかではない)、独自のブランドを掲げるリリーのような場合は特にそうだ。

「SNSにはコンテンツが溢れているので、情報の提示方法を入念に練らなければユーザーは通り過ぎてしまう、もしくはコンテンツが一貫した場所から配信されていると認識してくれない」と、彼女は語る。「画像が溢れるFacebookやインスタグラムで人目を引く存在になることが重要だ」。

リリーの専任スタッフ6人のうち、2人がアートディレクター。いまのところ、1日に公開するコンテンツの数は10本程度だ。各コンテンツは、それぞれのプラットフォームごとにカスタムしたイラストを表示。インスタグラムでは、どこにでもあるような巨大なキャプションを利用した画像以外の形式で、記事内容を伝える方法がないかを模索しているという。リリーにおいてワシントン・ポストのコンテンツをリパッケージする場合、それを一度解体して、別の形式で伝えるようにしている。

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