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新「癒し系」登場!──アクネ ストゥディオズ 2018年春夏コレクション

7/12(水) 17:13配信

GQ JAPAN

僕の夏の別荘に来ない?

コートをジャケット代わりにはおる、というコーディネイトがトレンドである。今年の秋冬にはチェスターコートを、テーラードジャケットの気分で、シャツやニットの上に直接重ねる、というやり方も増えそうだ。

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しかし、2018年春夏はパーカやアノラックでなければ無理があるのでは? という疑問に一つの正解を与えたのが、今回のアクネ ストゥディオズのコレクションである。会場の24人のモデルの多くが、トレンチコート姿だったのだ。

ゆったりしたフォルム、床をひきずりそうなマキシ丈、ボトムスは、実際に床をひきずる、超ワイドなバギーパンツ。レディスでロングスカートが流行の今、ビッグ&ルーズなシルエットには、既視感があり、違和感はない。

テーマは「スウェーデンの夏の家」。「スウェーデンではみんな7月に、サマーハウスに行く」のだと、同ブランドのクリエイティブ・ディレクター、ジョニー・ヨハンソンが語るとおり、かの地で暮らす人は、貧富の差にかかわらず、だれもが夏に長期の休みをとり、所有する別荘で過ごすらしい。

その「森のコテージ」の典型的なタイプは、赤褐色のペンキ塗り。今回のコレクションには、その色にそっくりなトレンチとワイドパンツが登場する。そしてインナーのニットのブルーは、やはり典型的な「ドアの色」。

おそらく、北欧の人はそうした色を見るだけで、楽しい休暇が目に浮かび、自動的に心が癒されるのだろう。そんな気分は何となく、異国の私たちにも伝わってくる。

コートやジャケットに施された、手かがりのブランケットステッチ。あえて稚拙なムードを出した、ニットを彩る花の刺繍。いずれも、ナプキンやテーブルクロスやクッションやラグを思わせる。ジョニーに言わせれば、透ける素材のシャツは、「シフォンのカーテン」をイメージしたもの……。これで「癒し系」という新しいジャンルが、メンズの世界に確立されるかも。メッシュ素材のスリッポンやサンダルも、手作り調な味が可愛い。

Chiyumi Hioki

最終更新:7/12(水) 17:13
GQ JAPAN

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