ここから本文です

中高生女優を量産する芸能事務所の狙いと闇

7/12(水) 6:00配信

東洋経済オンライン

 今月6日、映画『君の膵臓をたべたい』(7月28日公開)の完成披露舞台あいさつが行われました。小栗旬さんや北川景子さんも登壇する中、最も注目を集めたのはヒロイン役の浜辺美波さん(16歳)。今年すでに2作目の映画主演であり、秋に公開予定の『亜人』にも出演するほか、「日清カップヌードル」のCMで『魔女の宅急便』のキキの声を演じて話題を集めています。

 このところ浜辺さんだけでなく、「あさが来た」「精霊の守り人」(NHK)の大作ドラマ2本にレギュラー出演した清原果耶さん(15歳)、映画『ソロモンの偽証』で主演を務め「ひよっこ」(NHK)にも出演中の藤野涼子さん(17歳)、同じく「ひよっこ」に出演中の八木優希さん(16歳)、「コウノドリ」(TBS系)で中2の妊婦役を演じ「リバース」(TBS系)にも出演した山口まゆさん(16歳)、「あなたのことはそれほど」(TBS系)と「屋根裏の恋人」(フジテレビ系)に連続出演中の大友花恋さん(17歳)、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)に出演中の高橋ひかるさん(15歳)、18日スタートの「僕たちがやりました」(フジテレビ系)に出演するほか来春の朝ドラ主演も決まった永野芽郁さん(17歳)など、女優として活躍する中高生が増えています。

 今年3月に高校を卒業したばかりの広瀬すずさん(19歳)、平祐奈さん(18歳)、橋本環奈さん(18歳)、福原遥さん(18歳)、岡本夏美さん(19歳)らを見ても、各芸能事務所が中高生女優の育成に力を入れているのは一目瞭然。しかし、今なぜ中高生女優を育成しているのでしょうか?  ビジネスとしてどんな狙いがあるのでしょうか? 

 また、中高生女優として活動するのは必ずしもいいことばかりではありません。「芸能界の闇」ともいうべき問題点も含めて解説していきます。

■促成が可能で、一攫千金も狙える

 まず、なぜ中高生女優が増えているのか?  以下に4つの理由とビジネス上の狙いを箇条書きしていきます。

まだ芸能界に染まっていない純粋無垢な印象のティーンは幅広い層から好感を得やすく、コアなファンからイベント集客や物販(写真集、カレンダーなど)での収益も期待できる
 <ビジネス上の狙い>リスクの低い仕掛けで、短期的な収益を得たい

学園ドラマが減った反面、学園映画が増えたことで、活躍の場は意外に多い。また、朝ドラからブレークする中高生女優が増え、出演できれば一気に“国民的女優”の位置を狙える

1/5ページ