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新dynabook 実用的な性能と価格でサブマシンに最適

7/12(水) 12:00配信

日経トレンディネット

 東芝のモバイルノート「dynabook」に新シリーズ「UX53」が追加された。「ハイスタンダードモバイル」という位置付けだから、性能が高めの普及型モバイルノートということだろう。13.3型のディスプレーを搭載し、バッテリーで最大約17時間駆動する。

【関連画像】新登場のUX53は13.3型液晶のモバイルノートだ。実売価格は15万8000円

 一般にモバイルノートは複数のモデルを用意することが多い。例えば、東芝の「dynabook RX73」シリーズは、スペックが異なる3モデルがある。価格と性能を抑えたモデルを軸に、高スペックな上位機などをラインアップしているわけだ。

 ところが、UX53は、CPUにCore i5を搭載した1モデルのみ。1機種に絞り込むことで、より分かりやすく、売りやすくしているのだろう。今回は、4年ほど前に発売された高級モバイルノート比較しながら、その進化ぶりをチェックしていこうと思う。

非常に軽く、そこそこの性能なのが最大の魅力

 今のモバイルノートは、13~14型のディスプレーを搭載したモデルが中心だ。カーボンファイバーを使った14型の「ThinkPad X1 Carbon」もあるので一概には言えないが、軽量をうたうモバイルノートにはマグネシウム合金を使った製品が多い。重量は1kg前後が中心になっている。

 日本HPの「Spectre x360」やエイスーステック・コンピューターの「ZenBook UX330UA」などアルミを使っているものもある。こちらの重量は1.2~1.3kg程度が中心だ。

 実際に持ち歩く際には、1kgと1.3kgではかなりの差がある。UX53は1090gだから、かなり軽い。東芝のウェブサイトを見ると、堅牢性や長時間駆動などが特徴としてうたわれているのだが、僕としては軽さに加え、そこそこの性能であることが最大の魅力だと思う。それでいて、実売価格は15万8000円程度。「マグネシウムボディーのモバイルノートも安くなったものだ」と、つくづく思う。

4年前の高級モバイルをやすやすとしのぐ

 2013年の春に登場した、同じ東芝のウルトラブック「dynabook KIRA V832」と比較してみよう。こちらは、Core i5のCPU、WQHDの高解像度液晶を搭載したモバイルノートで、発売時の価格は17万円程度と、UX53よりも1万~2万円ほど高かった。

 液晶サイズはどちらも同じだが、KIRA V832はコンパクトながら、最厚部で19.8mmとやや厚みがある。UX53は実はちょっとサイズが大きいものの15.9mmと薄い。面白いのが重量で、 KIRA V832の重量はカタログ値で1.35kgだが、キッチンスケールで実際に測ると1.27kg程度だった。一方、UX53は実測で1064g。ACアダプターと合わせた実測値も1.29kgと、KIRA V832と変わらないなのだ。

 KIRA V832は名機だと思うが、バッテリー駆動時間がやや短い。カタログ値で約9.5時間では実質的に5~6時間程度しか持たず、僕の使い方では足りなかった。

 ところが、UX53ならカタログ値で17時間。1日使える。その上で、ACアダプター込みの重量がKIRA V832とほぼ同じなのだ。4年前のモデルを使っている人なら、確実に買い替えるべきだ。

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