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クリエイターが疑いはじめた、Facebookの性急な動画戦略:「コミットメントが中途半端だ」

7/13(木) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

パブリッシャーにとって、Facebookがオリジナルの動画番組への投資を行なっていることは、喜ばしいことだ。だが、既存の、または将来のコンテンツパートナーのいくつかは、Facebookが長期的な目線では、短編の番組に傾倒しつつあるという疑惑を明らかにした。

Facebookは長編/短編番組の両方に対し、イニシアチブの一部として金銭を支払っている。長編番組に対しては、Facebookは1エピソードあたり25万ドル(約2750万円)を支払うとしており、これは低予算のケーブルテレビ番組と同等の金額だ。しかし、このような番組の数はそう多くはなく、現在Facebookが行なっている取引は、4分から10分の短編番組がほとんど。Facebookはこのような番組を「スポットライト」と呼んでおり、BuzzFeed, Attn, マッシャブル(Mashable)、グループナイン・メディア(Group Nine Media)などとパートナーと契約を結んでいる。

Facebookの「無干渉主義」

短編番組に対しては、Facebookは1エピソードあたり1万ドル(約110万円)から4万ドル(約440万円)を支払うとしている。この場合、メディアパートナーは番組の著作権を保持し、Facebook上で公開してから7日以降には自社サイトで、14日以降であれば競合のプラットフォームでも公開することが可能だ。

メディアパートナーは、動画の限定配信の可能性を模索するスナップ(Snap)とは異なり、短編番組の売買に関してFacebookは「無干渉主義」であると表現している。Facebookは ピッチ(売り込み)のプロセスを終えたあとは、(その動画がほかの場所で配信されていないかを)監視するかわりに、気に入ったアイデアを選び、即座に続編の制作を依頼する(Facebookで長編番組の仕事に関わっている情報筋によると、Facebook自体が深く関わっている場合は状況が異なるという)。

「Facebookは、いかに番組をスピーディに公開できるか、という視点で動いており、実際の制作はそっちのけで、より規模の大きいバートナーを見つけることに夢中だ」と、Facebookに短編のシリーズ番組を販売したパブリッシャーは語る。「そういう意味では、これはYouTubeから1回目に受け取る報酬のような感覚だ」。

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