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UQモバイルの最新スマホ『DIGNO V』は「常識」を打ち破れるか?

7/13(木) 6:30配信

@DIME

スマートフォンの「スタイル」というものが、最近はある程度、固まってきた気がする。電源ボタンにも定番的な場所がいくつかあるし、カメラもメインカメラとインカメラという形式が一般的になってきている。

スマートフォンが登場したころは、市場をこれから開拓するような冒険的なデバイスだったので、さまざまな試験的な冒険的なこころみがあったのだが、ある程度、市場が形成された現在、スマホはコンセンサスのなかで誰にでも使いやすい製品という一定の基準のなかで作られているように見えるようになってきた。

そんなフレームワークのなかで、カメラをデュアルレンズにしてみたり、指紋センサーを搭載したりと進化はしているわけだが、ユーザーが接する物理的な部分に関しては、あまり大きな変化をみせずに進化しているわけだ。自動車のブレーキとアクセルの位置が逆になったら、普通の運転者は普通に運転するのに時間がかかってしまうだろう。そんな感じだ。まあ、これは法的にできないのかも知れないが。

さて、そんな状況のなかでも、「おや?」と思うようなスマホがしばしば登場する。最近ではUQモバイルの「DIGNO V」などだ。

■外観

このDIGNO Vには普通のスマホのようにボディの左側に電源ボタンがない。かといって、背面にあるわけではない。ちなみに現在のスマホのほとんどはボディ左側あるいは背面に電源スイッチがある。

そんな電源ボタンが、このDIGANO Vではディスプレイの下という物理ホームボタンがあるような位置にある。僕は最初、これを物理ホームボタンかと思ってしまった。さて、それ以外ではこのDIGNO Vのデザインはごく定番的なものだ。

京セラではこの電源ボタン位置なら、置いた状態でも電源がいれやすいなどと言っているが、ユーザーにこのボタン配置がどう受け止められるか?は興味のあるところだ。

ディスプレイサイズは5.0インチで解像度はHD(1280×720ドット)になる。ディスプレイサイズは現時点ではコンパクトな部類に入り、そのおかげでボディがややコンパクトでもちやすい。解像度も実用的なバランスを持っていて問題がない。表示クオリティも水準以上な印象だ。

このボディは実に剛性が高く、高級感もあっていい感じだ。多くのSIMフリースマホを安っぽく感じさせてしまうクオリティ感がある。

■タフなボディ

この機種は京セラ製でつまりは国産製品だ。国産スマホらしく防水、防塵(IPX5/8)は当然として、耐衝撃性も高くなっている上に、耐振動、温度耐久性も高い。米国国防総省(MIL-STD-810G)の6項目に準拠しており、この6項目は落下、振動、高温動作・高温保管、低温動作・低音保管などに準拠している。

だいぶ、タフなスマホに仕上がっているわけで、日常的に使うのにも安心感が高い。

■通話クオリティの高さ

さらに、京セラらしい機能も搭載している。画面が振動することで音を出す「スマートソニックレシーバー」機能を搭載しているのだ。これは京セラの以前の機種、アルバーノなどにも搭載されていた機能だ。

耳を画面に押しつけて会話をすると、周囲の音が耳に入りにくくなり、かつディスプレイから音が伝わるので、雑音が多い場所でも相手の声が聞きやすくなる。

■UQモバイルならではのコスパの高さ

UQモバイルなので、このスマホは契約時に「おしゃべりプラン」、あるいは「ぴったりプラン」を選択することができる。この2つのコースの違いを説明すると、ぴったりプランはプランSで通話がトータル月最大合計60分、プランMが月最大合計120分、プランLが最大合計180分が無料(つまりは通話料がプラン料金に含まれる)であるのに対して、おしゃべりプランでは5分以内の国内通話が何回でも無料になる。

5分以内の短い会話を頻繁にする人にはおしゃべりプランが向いていて、より長時間通話をする傾向ががある人はぴったりプランのほうが向いていることになる。

データ通信などに関しては、プランSの場合、最大2GB/月になり、1年間は月額1980円になる。ちなみに2年以降は月額2980円になる。つまり、おしゃべりプランのプランSだと最初の1年は5分以内通話し放題でデータ通信2GB/月が月1980円で使えることになる。5分以内なら話し放題だけでもコスパがいい感じがするのではないだろうか?

いや、2GBじゃすぐ容量不足になっちゃうじゃない?と思う人がいるかも知れないが、そこがUQモバイルモバイルのぴったりプラン、おしゃべりプランのスゴイ所。この2つのプランでは「節約モード」という通信速度を下げる通信モードを持ち、この節約モードで通信している間のデータ通信は月額容量に加えられない。

この節約モードではメールやSNSをなんとか使える程度の通信速度が出ているので、ユーザーは日常的な使い方では容量をまったく消費しないことになる。アプリのアップデートなど通信速度が必要なときだけ高速通信すればいいので、うまく使いこなせば月2GBのデータ通信容量でもやっていけ、コスパが高い使いかたができるのだ。

ちなみにぴったりプランとおしゃべりプランは必要に応じて、1ヶ月単位で切り替えることができるので、ユーザーの利用環境がかわったときに、きりかえていくことができる。

■DIGNO Vの残念なところ

タフさや雑音のあるところでも通話しやすいなど、さまざまなアドバンテージを持つDIGNO Vだが、個人的には気になるところもある。それは内蔵するメモリが2GB、ストレージが16GBであることだ。この容量はスタンダード機としてもやや不足だ。メモリだけでも3GBにして欲しかった。とはいえ、あまりヘビーに使わなければ気にならない問題かも知れない。

コンパクトで扱い安くタフなDIGNO Vは使いやすい日用品的なスマホを探している人にオススメだ。

文/一条真人

@DIME編集部

最終更新:7/13(木) 6:30
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