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白山開山1300年!加賀藩主も崇敬した白き神々の山

7/13(木) 15:30配信

旅行読売

 古来、「白き神々の座」として崇められてきた白山。養老元年(717)、泰澄大師により修験霊場として開かれ、今年でちょうど1300年。普段は見られない文化財が麓の寺社で特別公開される。


 旅の始まりは白山詣での玄関口、金沢から。日本三名山の一つに数えられる美しい山容が、金沢港や犀川のほとり、小立野台地に築かれた金沢城などからもよく見える。都人が憧れ、源頼朝ら武家の崇敬も集めた。加賀藩主前田家の祈願所にもなった霊山は、遠目に仰ぎ見るも神々しい。
 
 白山が神仏習合の霊山だった明治時代以前、神や仏の住まう「禅定(ぜんじょう)」の地とされた白山山頂へ続く登拝ルートは「禅定道」と呼ばれた。加賀側から登る「加賀禅定道」の起点は、金沢から約13キロ南にある白山市鶴来地区の白山比※(しらやまひめ)神社だ。
 白山そのものを御神体として崇神天皇7年(紀元前91)に創建。老杉の茂る静謐な杜、苔むした参道、その先に現れる流麗な幣拝殿など、荘厳な雰囲気に身が清められるようだ。白山開山1300年を機に、8月9日~20日、通常非公開の国宝の剣・銘「吉光」などの文化財を特別公開する。

 明治の廃仏毀釈の折、白山山頂で祀られていた仏像のいくつかは、村人に抱かれ山を下りた。麓の集落でひそかに守り抜かれてきた「白山下山仏」が今に伝わる。
 白峰(しらみね)地区の林西(りんさい)寺では、仏像8体と泰澄大師坐像を安置しており通常拝観が可能。国重文の平安時代の銅造十一面観世音菩薩立像をはじめ、貴重な仏像ばかりだ。
 一里野温泉にほど近い尾添(おぞう)地区の白山下山仏社にも、仏像12体と半鐘1点が保管されている。開帳は正月三が日と祭礼時のみだが、今年は特別鑑賞バスツアーなどで一般公開される。

※口へんに羊

最終更新:7/13(木) 15:30
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