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自動運転だけじゃない!──新型アウディ A8は未来感満載

7/13(木) 21:02配信

GQ JAPAN

アウディは7月11日、スペイン・バルセロナで開催した「アウディ・サミット」でフラグシップサルーン、新型A8を世界初披露した。デザインから自動運転技術まで、新時代アウディの象徴となるニューモデルを大谷達也が解説する。

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■完全自動化運転への布石

アウディ・ブランドの未来を語るイベント「アウディ・サミット」にて、同社のフラッグシップモデルで4代目となる新型A8がワールドプレミアを飾った。(イベント当日の動画はこちら)

新しいA8は、あらゆる意味でアウディの新時代を象徴するモデルだ。スタイリング面では、3年半前に就任したチーフデザイナーのマーク・リヒテによる次世代のデザイン言語を初採用。インテリア・デザインも、操作系の多くにタッチパネルを取り入れることでフラッシュサーフェイス化(極力段差をなくしたデザインのこと)を図るとともに、アウディらしい質の高い室内空間を先進的な感覚で再構築している。

さらには世界初となるレベル3*の「トラフィックジャムパイロット(渋滞中の高速道路における自動運転)」、ドライバーが車外にいてもステアリングを大きく切りながら自動的に車庫入れができる「リポートパーキングパイロット」などの自動運転技術を搭載したほか、話題の48ボルト系(これまでクルマの電源電圧は12ボルトが主流)を用いたアクティブサスペンションやマイルドハイブリッドまで盛り込んだのだ。

なかでも特に目を引くのが、そのスタイリングだろう。マーク・リヒテが構築したアウディのデザイン言語は、2014年のロサンゼルス・モーターショーにデザインスタディとして登場した「プロローグ」ですでに公開済みだが、新型A8はそのプロローグのデザイン・モチーフを忠実に再現した初の量産モデルとなる。

特徴的なのは、ボディサイドのキャラクターラインをこれまでのアウディ車より低めに設定したことだ。これにより前後ホイールアーチ上部に生まれたスペースに、ブリスターフェンダーを思わせる膨らみを持たせることに成功。アウディのDNAであるフルタイム4WD“クワトロ”の存在を視覚的に訴えかけている。

また、幅広になってさらに存在感を増した六角形のシングルフレームグリルを、これまでよりも低い位置に搭載したことで、スポーティさとプレステージ感を同時に表現している。

ただし、実車を目の前にすると、そうしたデザイン・コンセプト以上に印象的なのがボディパネルなどの作り込み精度の高さで、その意味では細部へのこだわりがデザイン全体の印象を大きく押し上げている好例といえるだろう。

(補足)
*レベル3:国土交通省では自動運転について、国際自動車技術会(SAE)の定義に基づき、レベル0からレベル5までの6段階で定めている。レベル5を「完全運転自動化(システムが全ての運転タスクを実施。システムからの要請等に対する応答が不要)」と説明するのに対し、レベル3では「システムの高度化(加速・操舵・制動を全てシステムが行い、システムが要請したときのみドライバーが対応する状態)」としている。またレベル2まではクルマの運転を“人主体”とし、レベル3以降は“システム主体”とするのが大きな特徴。

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最終更新:7/13(木) 21:07
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