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米高級スーパーを買収したアマゾンが、食料品販売でトップになる日がやってくる

7/13(木) 12:12配信

WIRED.jp

レジのないスーパーマーケットやドライヴスルー式のスーパーなど、いままでも生鮮食品の分野に参入しようと模索していたアマゾン。そんな同社は2017年6月、高級自然食品スーパー「ホールフーズ・マーケット」を137億ドルで買収し世間を驚かせた。食料品配送の分野でもトップに出ようとする同社の、次の一手とは。

【動画で見る】レジのない実験店舗 「Amazon Go 」で買い物する

これまで10年にわたり、食品配送事業への参入を模索し続けてきたアマゾンが、ついにその手段を見つけた。スーパーマーケットの買収だ。

アマゾンは2017年6月16日(米国時間)、これまでで最高の買収価格となる137億ドル(約1兆5600億円)で、米国の高級自然食品スーパーマーケットチェーン「ホールフーズ・マーケット」を買収することに合意した。

食料品分野におけるアマゾンのこれまでの大胆な試みを考えれば、買収によってホールフーズでの顧客体験はこれまでと大きく異なるものになる可能性がある。アマゾンはまさに、「The Everything Store」(どんなものでも買えるお店)を目指しているというわけだ(編註:『The Everything Store』は創業者であるジェフ・ベゾスの考えるコンセプトであり、著書『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』〈邦訳:日経BP社〉の原題)。

この買収は多くの人にとって驚きだったが、オンラインの食料品販売で勝負する手段を見つけることは、アマゾンにとって長い間の望みだった。同社は2007年8月、配送に関する構想の実験的な試みとして、同社の配送センターを経由して生鮮食品や基本的な食品を配送する「Amazonフレッシュ」のサーヴィス開始を発表した(日本では2017年4月より開始)。しかし、それから10年が経過した現在も試行錯誤は続いている。つまり、「満足をすぐに届ける」ことが売りのアマゾンであっても、生鮮食品の取り扱いはあまりうまくできていないのだ。

それでも、この市場は非常に高い収益が期待されるため、アマゾンとしては簡単にあきらめるわけにはいかない。

「生鮮食品は、オンラインによる革命がまだ起きていないもののなかで、消費者が最もお金を費やすカテゴリーです」と話すのは、デジタルマーケティング会社Razorfishでコマース担当ヴァイスプレジデントを務めるジェイソン・ゴールドバーグだ。

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最終更新:7/13(木) 12:12
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