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オランダに移住して気づいた「オーガニック食品」から見えてくること

7/13(木) 11:10配信

ライフハッカー[日本版]

オランダで暮らしはじめて日本との違いに驚いたり、感心したり、日々色々と気づくことがあります。なかでも、生活に身近なこともあって大いに興味をもっているのがオーガニック食品です。

【画像】(左)オーガニックのジャガイモと普通のジャガイモは14セントくらいの価格差。(中)(左)サラダオイル、ハムの売り場でもオーガニックがずらり

私は日本ではあまりオーガニックに関心がなく、むしろ懐疑的でした。日本のオーガニック食品は、農林水産省が定めた「有機JAS」認定をとる必要があり、認証を受けない食品は「有機」や「オーガニック」などの名称表示、これと紛らわしい表示をすることが法律で禁じられています。そして認定取得に莫大な費用がかかります。そんな事実を知り、オーガニック食品の価格には農家の方たちが丹念に育てた時間やコストよりもむしろ流通経路が反映されているのではないかと思うようになりました。そのような事情も影響しているのか、オーガニック表示が今一つ明瞭ではなく、イメージ先行で流行っている感じがしました。またオーガニック専門店の店舗数も多くなく、ひとたびこだわりはじめると、生活に不都合がおきそうな感じもしました。有機JASのラベルがなくてもオーガニックを名乗れる食品も多いような気がするので、オーガニックという謳い文句に頼ることはあまりありませんでした。

特別ではないオーガニック食品

しかし、オランダでは意識しようがしまいが、普段の暮らしの中でオーガニック食品が目に飛び込んできます。例えばオランダ最大の店舗数を誇るAlbert Heijn(アルバート・ハイン)という一般的なスーパーマーケットでは、普通のジャガイモ横に緑色の表示「Biologisch」(オーガニック食品)があります。農産品だけではなく、加工食品でも普通の商品とオーガニック商品が隣り合わせで並んでおり、種類は1000品にのぼります。値段も躊躇するほどの差はありません。

オーガニックにこだわる、こだわらないに関わらず、すべての消費者に選ぶ権利を委ねる陳列方法が逆に関心を引くともいえます。

オーガニックにもっとこだわりたい人には、オーガニック専門のスーパーマーケットもあります。「EKOPLAZA」や、主にアムステルダムで展開している「Marqt」などのチェーン店がその代表格です。圧倒されるのはその品揃え。農産物、畜産物からポテトチップやチョコなどの嗜好品まであり、食材に気をつけている人は、あちこち探し回る必要もなく、大抵のものをここで買うことができます。また、中規模、あるいは個人経営のオーガニック店が街で普通に見つかります。オーガニック食品は特別な存在ではなく、人々の暮らしのなかにあることを痛感します。

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